ベンチャー・リンク、惣菜・弁当販売店「御町堂(おまちどう)おかず店」を展開
外食新FC業態、手作りお惣菜のお店「御町堂(おまちどう)おかず店」開発のお知らせ
当社は、このほど新たなFC業態として、日常食・中食マーケット(※1)を狙う惣菜・弁当販売店「御町堂(おまちどう)おかず店」を開発いたしましたので、お知らせいたします。
当面は直営店でノウハウのブラッシュアップ、及びFC展開のためのパッケージ作りに力を入れ、2007年1月より、当社がFC本部となって全国展開を開始する計画です。加盟店募集においてはエリアディベロッピングパートナー制度(※2)を導入。住宅地周辺の商店街立地や生活幹線道路沿いなどを狙い、2012年に2000店舗の出店を目標に、スピーディーな全国展開を目指します。既に北海道を除く全エリアでパートナー候補15社が決定。各社とも年初からの活動に向け、マーケットの研究、及び惣菜ビジネスに関するノウハウ修得に努めていただいている段階です。
(※1)当事業に関しては既存の提携先である株式会社フジオフードシステム(「まいどおおきに食堂」チェーン本部)との連携も模索しており、日常食マーケットにおいては、同社と共に市場の獲得を目指します。
(※2)当社の既存事業はいずれもスピーディーな展開を果たしております。「カーブス」(エリアディベロッピングパートナー制度)は全国展開開始から約1年で230店舗を超す店舗展開を実現、「まいどおおきに食堂」(地区本部制度)も本年300店舗を超える出店が予定されており、今回の「御町堂おかず店」もこれらに続く事業にしたいと考えております。
記
1.新業態の概要
新業態「御町堂おかず店」はここ数年の「中食」「日常食」マーケットの成長を背景に、
・30代~50代を中心とした中高年世帯をメインターゲットとし、
・健康に良く、美味しい、毎日でも食べられる“手作り・できたて”の惣菜を
・日常食にふさわしいスーパーの惣菜並みの価格帯で
提供するものです。「里芋と6種野菜のがめ煮」「スープ自慢の八宝菜」「サバ煮」など、メイン料理からサラダ等の副菜まで食卓の仕度がここだけですべて整うほどの、豊富なメニューを揃えております。
既に2006年4月より都内北区十条にトライアル店を出店、オペレーションの研究やメニュー開発に取り組んでまいりましたが、「ダシを効かせ、化学調味料を廃し、薄味に徹する」調理法や、店内で調理したての惣菜を随時提供する販売法が来店客の高い支持を得ており(モニターアンケート結果)、今回の本格展開が決定しました。
2.開発の背景
■業態開発プロジェクトから誕生~当社オリジナルブランド~
当社は2002年に始まる経営危機に際し、従来「FCファクトリー」と称してきたビジネスモデル(有望なビジネスシーズを持つ企業と契約し、そのFC展開を支援、加盟開発フィーやSV代行フィーを受け取るもの)の見直しに迫られ、以来、自社が本部となって展開するためのFCブランド開発に力を注いでまいりました。その為、一から社内でブランド開発を行うべくプロジェクトを立ち上げ、有望業態の研究・抽出・トライアルを行っておりました。
「御町堂おかず店」はこの「新業態創造プロジェクト」から誕生した、全てを当社ノウハウによって行う、ベンチャー・リンクオリジナルブランドです。拡大を続ける「中食」マーケット、また、外食ビジネスで現在有望視されている「日常食」マーケット、この双方の成長を背景に、「世の中に求められる新しい『中食』」を追求し、開発されました。
■おかあさんの味を再現~ターゲットは主婦~
当社の調査によれば、30~50代の主婦にとって惣菜は「よく購入する」ものの、「デパ地下の惣菜はとても美味しいがやはり『ハレ』のもの。日常的に利用するには高すぎる。」「スーパーや従来チェーンで購入できるものは手軽で安いが味が好みでない。」「何となく身体に悪いという不安がある(塩分が濃い、野菜が不足する、油モノが多い等)」など、必ずしも満足度は高くない食品でした。これに対し、当社は、主婦が「これなら」と満足する味を研究。
「毎日食べても飽きない、保存料・添加料・化学調味料を使わない、栄養バランスの取れた、手作りのお惣菜」にたどり着いた次第です。
3.今後の業績見通し
このたびの新業態の展開による売上高は、既に当社が公表している2006年12月期の連結業績予想数値に織り込んでおり、業績予想の修正はございません。
以上