インフォプラント、「C-NEWS」で「番号ポータビリティ」に関する調査結果を発表
「番号ポータビリティ」に関するC-NEWS生活者調査
番号ポータビリティ開始まで1か月、転出意向はドコモ9.3%、ボーダフォン13%、KDDIは6%
~15歳以上のインターネットユーザー1,600人の回答結果~
インターネットリサーチの株式会社インフォプラント(本社/東京都中野区、代表取締役社長:大谷真樹)が提供する生活者情報マーケティングデータサービス「C-NEWS(http://c-news.jp/)」では、「番号ポータビリティ」に関する調査を自分名義の携帯電話を所有している15歳(中学生は除く)~59歳のインターネットユーザーに対して実施し、合計1,600人の回答を集計しました(調査期間:2006年9月24~25日/2日間)。
主な調査結果は下記のとおりです。
◇◆◇調査結果概要◇◆◇
■MNP利用意向は1割弱、4分の1は様子見
番号ポータビリティ(MNP)を利用するに当たり、考えられる主な制約(※)を提示したうえで、利用意向を聞いたところ、『事前予約キャンペーンに申し込んだ』と回答したのはわずか0.3%。『変更したい』と答えたのは全体の8.8%で、予約済みの回答者と合わせると、MNPによりキャリア変更を考えているのは全体の1割に満たないことが分かった。一方で、『分からない』との回答も2割半ばあり、4人に1人は様子見という結果であった。
MNP利用希望者の割合をキャリア別に見ると、最も多いのはボーダフォン(ソフトバンク)で13%、次いでドコモが9.3%。KDDI(au)は6%と少なく、『変更したくない』が7割を超えた。【データ1-1~2参照】
※メールアドレス、着メロ着うた、電子マネー、ゲームなどのアプリケーション、料金プランや長期継続、年間利用割引、貯まったポイントやマイレージの移行の不可等。(詳細はデータを参照)
■キャリア満足度トップはKDDI
現在利用している端末に対する満足度を聞き、その回答をキャリア別に加重平均(※)したところ、キャリア満足度では、ドコモの49.8点、ボーダフォンの31.5点に対して、KDDIは60.5点とその強さが目立った。
総合満足度でもKDDIは42.6点と2位のドコモに10ポイントの差をつけており、MNPによるKDDIからの転出希望者の少なさを裏付ける結果となった。【データ2-1~2参照】
※『満足』100点、『まあ満足』50点、『どちらともいえない』0点、『やや不満』-50点、『不満』-100点として加重平均した。
■変更意向理由は、「基本使用料を今より押さえたい」
MNP利用希望者に変更時期を聞いた結果、『2006年10月中』との回答は9%、各キャリアの事前予約キャンペーンの対象期限である『2006年11~12月』を含めても、年内の変更を考えている回答者は4分の1程度。
回答者全体に対する割合は2.3%となっており、年内は緩やかな移行となりそうだ。【データ3-1~2参照】
MNPを利用して変更したいキャリアの変更先は、ドコモユーザーは「au」が圧倒的に多く約7割を占めた。
KDDIユーザーは「ドコモ」3割半ば、「ソフトバンク」3割強。ボーダフォンユーザーは「ドコモ」が5割弱で「au」(約4割)を若干上回った。【データ3-3~4参照】
変更を希望する理由を複数回答形式で聞いたところ、トップは『基本使用料を今よりも抑えたいから』で4割。次いで『通話料金を今よりも抑えたいから』(3割)、『気に入ったデザインや色の端末を使いたいから』、『月額利用料全体を今よりも抑えたいから』(各3割弱)の順で、現在の料金に対する不満が上位に並んだ。
~データ詳細につきましては、別紙をご覧ください~