日本郵船、研修生20名を同時に乗船実習させる練習船4隻の建造を決定
新造船4隻に20人規模のキャデット部屋増設
(LNG船1隻とコンテナ船3隻)
当社は、このほど研修生20名を同時に乗船実習させる練習船4隻の建造を決定し、現代造船(HHI、Hyundai Heavy Industries CO.,LTD)に正式発注いたしました。
練習船はLNG船1隻とコンテナ船3隻で、研修生と専属インストラクターおよび増員される司厨員用の部屋が追加されている他、レクチャールーム等も備えた特別設計となります。20名という多数の研修者を受け入れ可能とする練習船導入は業界初となります。
今回の練習船導入の目的は、初期乗船時よりインストラクターを配備して充実した教育体制下で集中的な教育を行い、船員としての基礎習得と当社の安全運航に対する考え方を徹底させる事です。乗船実習は船員の育成に最も重要な研修の一つで、特に初期の基礎訓練は安全運航に対する姿勢など船員としての心構えを養う大切な時期であり練習船での合同実習が効果的であり今回の導入に至りました。
当社は今後、現在実施している1年間の乗船研修について、最初の3ヶ月間は4隻の練習船に20名ずつ乗船させ初期研修を行い、残りの9ヶ月間は更に2~3名に分かれて当社運航船に乗り換えて実践研修を行う予定です。
当社は、この様に初期の基礎訓練時から徹底した教育を施すことにより、2010年には約880隻に拡大する当社船隊の安全運航を確保していく所存です。
以 上