日本郵船と三井物産、台湾向けLNG船4隻の長期定期傭船契約を締結
台湾「中國石油股■有限公司」向けLNG船4隻の長期定期傭船契約を締結
当社と三井物産株式会社は、台湾の中國石油股■有限公司(CPC: Chinese Petroleum Corporation; 注1)向けLNG(液化天然ガス)船4隻の長期定期傭船契約(23-24年)を締結し、署名式典を本日10月18日、CPC本社において実施しました。
署名式典にはCPCより潘薫事長・陳總経理、三井物産より陶浪常務執行役員、当社より山脇副社長・仙波経営委員が出席し、契約締結を行うとともに、一層の関係強化を確認しました。
本契約は、CPCがカタールLNGプロジェクト・ラスガスII(RasGasII; 注2)と合意したLNG売買契約に基づき、カタール出し台湾向け年間約300万トンのLNGを輸送するものです。CPCが実施していた競争入札に主要船社7社が参加し、当社と三井物産株式会社の連合が本年7月に落札しました。さらに船舶管理については、当社とCPCが船舶管理合弁会社を設立し運営する事となっています。
原油価格の高騰や環境問題によりクリーンエネルギー需要は増加しており、世界のLNG海上輸送のニーズも2010年までに倍増すると予想されています。当社は世界の60%を占める日本向けLNG海上輸送で培った経験をもとに、より一層競争力のある船体整備を図り、拡大するニーズに応えてゆく所存です。
【契約概要】
船主:日本郵船株式会社・三井物産株式会社
※CPCとカタール国営船社(QGTC: Qatar Gas Transport Company Ltd.)が資本参加するオプションあり。
傭船者:中國石油股■有限公司(CPC:Chinese Petroleum Corporation)
傭船期間:2009年/2010年から23-24年間
(5年間の延長オプションあり)
投入船:145,000m3モス型 新造LNG船4隻
造船所:株式会社川崎造船(2隻)、三菱重工株式会社(2隻)
船舶管理:当社とCPCが船舶管理合弁会社を設立し運営。
(注1)中國石油股■有限公司(CPC: Chinese Petroleum Corporation)
*1946年に創立された台湾で最大の国営石油会社。
資本金は1,301億台湾ドル、2005年の売上高は6,682億台湾ドル。
(注2)ラスガスII社(RasGASII)
*ラスガスII社は、カタールペトロリウム(70%)とエクソンモービル(30%)が
出資・設立したカタール国第三のLNGの生産・販売会社。
以 上
※■印は「人」偏に「分」という文字を書きます。