SUS、駐車場の上部空間を賃貸する「フィル・パーク」活用店舗の1号店がオープン
~店舗第1号として都内に“黒豚ダイニング”オープン~
駐車場の“空中利用”ビジネスが本格始動
アルミ製空間構築システムにより狭小地の利用が拡大
アルミ製住宅および建築用アルミ構造材の設計開発、製造、販売会社であるSUS株式会社(静岡県静岡市、代表取締役社長:石田保夫URL:http://www.sus.co.jp)と建築企画・不動産開発を手がける株式会社フィル・カンパニー(東京都千代田区、代表取締役社長:松村方生URL:http://www.philpark.jp)が進めて参りました都市部駐車場の上部空間を賃貸する事業『フィル・パーク』がこのほど本格化し、11月中旬、東京都港区赤坂1丁目に『フィル・パーク』を活用した初めての店舗がオープン致します。
『フィル・パーク』は、青空駐車場など狭小地の使用されていない「空中」を有効利用することに着目した事業で、駐車スペースの上部にアルミ製の立体空間を構築し、事業用不動産として賃貸するものです。構造材に用いるアルミパネルユニットは、フレーム自体が外装、内装、構造材を兼ね、支柱の要らない独自のジョイントシステムを採用しています。このジョイントシステムは、精度が高くミリ単位での加工が可能なアルミならではの空間構築システムです。『フィル・パーク』では、このシステムを使い、これまで用途が限られてきた狭い土地や不整形な土地でも、スペースを最大限に活用した空間構築を実現しました。また、アルミ構造材は軽量なため人件費を抑えながら短期間で設置ができ、且つ高い耐食性によりリユースも可能であるため、再開発が決まるまでといった時限的な土地の利用にも向いています。施工が簡単で半永久的に使用できるアルミを構造材に用いることで、建築費用が抑えられ、借り手(テナント)の不動産賃貸にかかる初期負担を軽減できるのも『フィル・パーク』の特長です。
このほどオープンとなる『フィル・パーク』は、3月に八重洲に完成したショールームに次ぐ物件で、テナントが入居するのは初めてのこととなります。テナントには、埼玉を拠点に、みそだれやきとり・やきトンの老舗持ち帰り店「ひびき」を展開する株式会社ひびき(埼玉県川越市、日疋好春社長)が都内初出店。黒豚ダイニング、バーの2店を同時にオープンし、地産地消にこだわってきた同社が初めて都内を拠点にレストラン事業を展開します。
なお、アルミユニットの設置にかかる工期は1棟あたりわずか半日。内装を除く工期は、基礎工事を含めて約10日となります(現場の状況や建物の規模によって工期は異なります)。
フィル・カンパニーでは、この度の飲食店オープンを皮切りに、今後とも店舗やオフィスといったさまざまな用途で『フィル・パーク』の利用拡大を見込んでおります。また、SUSとしては、3R(リユース・リデュース・リサイクル)に優れた環境循環型構造材であるアルミの利便性や意匠性の理解を促進していくとともに、アルミ建築の認知と可能性の拡大を目指して参ります。