CARDNET、九州電力に公共料金決済サービスを提供
CARDNET、九州電力に公共料金決済サービスを提供
~公共料金事業者側でカード番号を保有せずにカード決済導入を実現~
クレジット情報処理センター大手の株式会社日本カードネットワーク(本社:東京都港区、代表取締役社長:兼子忠彦、以下CARDNET)は、このたび公共料金事業者のクレジットカード決済対応をサポートする『CARDNET 公共料金決済サービス』を、九州電力株式会社(本店:福岡市中央区、代表取締役社長:松尾新吾、以下九州電力)に提供いたします。このたびの提供は、クレジットカード決済を安全・安定的に導入し顧客サービスの向上に繋げたい九州電力と、公共料金事業者ならびにカード会社のニーズを取り込んで公共料金決済サービスを拡充し、事業基盤の拡大を目指す当社の考えが一致し実現に至りました。
今回のサービス提供では、九州電力からの要望である「安全なカード決済」を実現させるべく「ID変換機能※」を採用しています。これにより、カード情報のやり取りを最小限に抑え、九州電力側でのクレジットカード情報の保有を不要とすることで、情報漏洩リスクを最小限に抑えています。
九州電力では本サービスの導入により、2007年1月検針分より、電気料金のクレジットカード決済を開始し、九州電力と契約を提携したカード会社(全12社)が発行するクレジットカード、およびJCB、VISA、MasterCard等のブランドを持つ全てのカードで決済を行うことが可能になります。電力をご利用されているお客さまにとっては、効率的な家計管理に貢献する他、カードで毎月の電力料金のお支払いをすることでカード会社が提供するポイントを獲得することが可能になり、利便性が高まります。
CARDNETでは、2002年に公共料金のクレジットカード決済に対応した『CARDNET 公共料金決済サービス』を開発、リリースし、電力会社として初めて関西電力でご利用いただきました。その後、東京ガス、中国電力、中部電力、東京電力、北陸電力と多くの公共料金事業者にご利用いただき、今日にいたっています。今回、数ある決済センターの中から当社をお
選びいただけましたことは今日までの実績が評価されたものと受け止め、今後も安心・安定したサービスをご提供できるようセンター運営ならびに開発を行ってまいります。
※ID変換機能:九州電力から電力サービス利用者のIDと利用料データを受信し、当社センターにてIDをもとにカード情報
へ変換の上、データ処理を行う機能。初回の登録時以外は、全てIDでやり取りを行うため、データ授受時の漏洩リスクを抑えることが可能。
『CARDNET公共料金決済サービス』の概要
※添付資料を参照
1.「クレジットカード決済申込み情報」中継サービス
利用料金の決済手段としてお客さまの指定したクレジットカード情報を、カード会社毎に振り分けて配信いたします。
2.「クレジットカード売上情報」中継サービス
九州電力より送信されたお客さまの「ご利用代金データ」を、カード会社に合ったデータ形式に変換し、各カード会社に振り分けて配信いたします。
3.「クレジットカード更新情報」中継サービス
お客さまのクレジットカードがご使用できるかなど、予め登録されたクレジットカード情報が更新された場合、各カード会社からの更新情報を受信し、九州電力に配信いたします。
以上
【CARDNETの概要】
クレジットカード会社(約110社)・金融機関と加盟店(約1,000社)との相互間で、クレジット情報(与信照会、売上など)および資金移動情報(デビットサービスなど)のトランザクションを中継し、また加盟店に設置した約37万台のクレジット処理端末機と接続する、決済情報処理ネットワーク会社です。今後、ますます急速に拡大していくクレジットカード決済市場に対応すべく、センターの安定稼動ならびにインフラ整備に邁進し、顧客サービスの向上とさらなる高品質の展開に努めてまいります。
■会社名
株式会社日本カードネットワーク
■設立
1995年3月設立
■資本金
4.8億円
■代表者
兼子忠彦
■所在地
・本社東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア
・大阪支社大阪府大阪市中央区北浜東4-33 大阪大林ビル
・名古屋支店愛知県名古屋市中区大須4-10-32 上前津KDビル
■主な業務
・クレジットオーソリゼーションデータのオンラインスイッチングサービス
・クレジット関連の売上データ等のバッチ受配信サービス
・クレジット処理端末機の開発、販売、運用サービス