ＮＴＴ－ＡＴ、組み込み開発用小型無線ＬＡＮモジュール「ＡＴＷＭ－１」を発売
組み込み開発用小型無線ＬＡＮモジュール
「ＡＴＷＭ－１」の販売開始
無線ＬＡＮ機能搭載型情報機器・システムの開発を豊富な無線技術とノウハウで支援
ＮＴＴアドバンステクノロジ株式会社（以下：ＮＴＴ－ＡＴ、本社：東京都新宿区、代表取締役社長：石川 宏 （いしかわ ひろし））は、有限会社エンパケット（本社：東京都品川区、代表取締役社長：樋口 隆英）が開発した情報家電機器や通信システム等へ無線ＬＡＮ機能を組み込むための開発用小型無線ＬＡＮモジュール「ＡＴＷＭ－１」の提供を２００６年１０月２０日（金）より開始いたします。
本製品により、無線ＬＡＮ機能を組み込んだ機器やシステムの開発時に、従来に比べて、より幅広いご要望の早期解決が可能になります。
ＮＴＴ－ＡＴでは、本製品の販売により、年間売上５千万円を目指します。。
【 背 景 】
ＮＴＴ－ＡＴは、これまでの技術開発・商品展開で培った無線ＬＡＮをはじめとする無線技術についての専門知識と豊富な実績をもとに、５ＧＨｚ無線ＬＡＮ用ＬＳＩの設計ノウハウの技術移転、無線ＬＡＮのエリア設計をシミュレートするソフトウェア「Ｑｕａｌｉｔｙ Ｍｅｉｓｔｅｒ ３Ｄ（クオリティマイスター スリーディ）」の開発販売、Ｌｉｎｕｘ用無線ＬＡＮソフトウェア開発キットの販売、無線ＬＡＮエリア検出・評価装置「ＡＰ２Ｃｈｅｃｋｅｒ（エーピーツーチェッカー）」の販売など、数多くの無線ＬＡＮビジネスを提供しています。
近年、ＰＤＡやＰＣ、携帯電話、ディジタルカメラ、ゲーム機などの情報家電機器の開発市場では、無線ＬＡＮ機能組み込みの需要が急激に高まっています。例えば、モバイルセントレックス対応の携帯電話やテレビＤＶＤなどの画像データをＰＣに無線で転送する機能なども出てきています。これらの機能追加を早期に実現対応するため、ＮＴＴ－ＡＴではＬｉｎｕｘ用無線ＬＡＮソフトウェア開発キットを販売してきましたが、すぐに組込み用として開発を始められるためのハード装置に対する強いご要望もありました。
今回、ＮＴＴ－ＡＴは、Ｌｉｎｕｘにおける組み込み用開発ツール「無線ＬＡＮソフトウェア開発キット」を用いて、組み込み用として直ぐに開発を始められるためのハード装置「組み込み開発用小型無線ＬＡＮモジュール：ＡＴＷＭ－１」の提供を開始いたします。
これにより、無線ＬＡＮ機能を使用したいお客さまの幅広いご要望に、早期に対応することが可能になりました。
【 主な特徴 】
本製品は、当社のＬｉｎｕｘ用無線ＬＡＮソフトウェア開発キットを用いて、早期に無線ＬＡＮ機能組み込みの実現を図るための無線ＬＡＮモジュールです。無線ＬＡＮ機能を要求される各種情報機器や高速無線ＬＡＮローミングシステム、無線ＬＡＮセキュリティシステム等の、無線ＬＡＮを展開利用した通信システムや、特殊用途のシステムへの無線ＬＡＮ組み込みに対応することが可能です。
最近主流となっている無線ＬＡＮセキュリティ方式や各種の無線ＬＡＮ規格等にも対応していますので、さまざまなご利用ニーズでの無線ＬＡＮ組み込みが可能です。
【 本製品の仕様 】
１．無線ＬＡＮ規格ＩＥＥＥ８０２．１１ａ／ｂ／ｇ対応
内部、外部アンテナの取り付けにもご相談対応できます。
２．アクセスポイント動作機能を搭載
ＷＤＳやＩＥＥＥ８０２．１１ｆにも対応できます。
３・各種インタフェースに対応
ＵＳＢコントローラや液晶等が接続可能なＣＰＵローカルバスインタフェースを用意しています。
また、Ｅｔｈｅｒｎｅｔ ＭＩＩインタフェース、電源部接続用インタフェースも搭載しています。
４．各種無線ＬＡＮセキュリティに対応
ＷＥＰ、ＷＰＡ１、ＷＰＡ２、ＩＥＥＥ８０２．１ｘ等に対応しています。
５．小型・薄型基板
約１００ｍｍ×５５ｍｍ×９ｍｍ（基板サイズ、インタフェースコネクタを含む）の小型・薄型設計です。
６．その他
ドライバは、当社の「Ｌｉｎｕｘ用無線ＬＡＮソフトウェア開発キット」に対応しています。
【 サンプル価格（税込） 】
「組込み開発用無線ＬＡＮモジュール：ＡＴＷＭ－１」
５２，５００円
【 仕 様 】
添付資料をご参照ください。
【 組み込み開発用無線ＬＡＮモジュール：ＡＴＷＭ－１ 形状 】
添付資料をご参照くださ。い
※本品動作には、当社の「Ｌｉｎｕｘ用無線ＬＡＮソフトウェア開発キット」が必要となります。
※本ページ記載の商品・サービスは、各社の商標または登録商標です。
※Ｌｉｎｕｘは、Ｌｉｎｕｓ Ｔｏｒｖａｌｄｓ氏の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。