日本チェーンストア協会、9月の販売概況を発表
平成18年9月度・チェーンストア販売概況
★全体の概況
平成18年9月度は、野菜の相場高や、月後半の気温の低下により秋物商材に動きが見られたため、食料品が伸長したものの、サービスやその他(商品供給高)が大きく減少したことから、総販売額は前年同月を下回った。
敬老の日関連では婦人ジャケット、紳士長袖ニットシャツ、カーディガン、マッサージ器が好調だった。
※会員企業数 86社/店舗数 8,824店
※総販売額 1兆0,962億円 (店舗調整前) 99.1% (店舗調整後) 98.1%
<部門別の概況>
・食料品 6,913億円 (店舗調整前)101.4% (店舗調整後)100.3%
・衣料品 1,242億円 (店舗調整前) 99.4% (店舗調整後) 98.8%
・住関品 2,124億円 (店舗調整前) 99.5% (店舗調整後) 98.0%
・サービス 40億円 (店舗調整前) 46.2% (店舗調整後) 45.5%
・その他 640億円 (店舗調整前) 83.3% (店舗調整後) 83.3%
★商品別の動き
<食 料 品>
●農産品は、野菜は相場高でキャベツ、きゅうり、トマト、にんじん、玉ねぎ、ジャガイモ、なすを中心に好調。果実はブドウを中心に好調。
●畜産品は、豚肉、鶏肉を中心に好調。ハム・ソーセージの動きは良かった。
●水産品は、さんま、アジ、イカ、鮭は好調だが、マグロ、海藻は不調。刺身盛り合わせの動きは良かった。塩干は塩鮭は好調だが、魚卵は不調。
●惣菜は、スナック、焼き物は好調だが、中華、揚げ物は不調。要冷惣菜はサラダなど洋惣菜は好調。寿司、米飯の動きは良かった。
●その他食品は、インスタントコーヒー、調味料、米は好調だが、飲料、アイスクリームは不調。菓子は和・洋風とも好調。酒は好調。日配の洋風デイリーは乳製品、デザートは好調だが、牛乳は不調。和風デイリーは漬物、生麺類、練物、水物とも好調。ベーカリーは菓子パンは好調だが、和菓子は不調。
<衣 料 品>
●紳士衣料は、ビジネス関連はスラックス、ジャケット、スーツは好調。カジュアルはカットソー、ニットシャツは好調。服飾はドレスシャツは好調だがネクタイは不調。
●婦人衣料は、外装はジャケットは好調だがスーツ、フォーマルは不調。トップスはカットソー、セーターは好調だが、ブラウスは不調。ボトムスはパンツは好調だがスカート、ジーンズは不調。
●その他衣料・洋品は、肌着、パジャマは好調だが紳士靴下は不調。トドラー、男児、女児は好調。婦人ブーツは好調だが、紳士ビジネスシューズの動きは鈍かった。
<住 関 品>
●日用雑貨品は、行楽用品、和・洋食器、調理器物、台所用品は好調。バス用品は好調だがトイレ用品は不調。玩具はゲーム、男児は好調だが女児は不調。文具は好調。ペーパー類、婦人バッグの動きは鈍かった。
●医薬・化粧品は、風邪薬など医薬品は好調だが、健康食品は不調。制度化粧品、一般化粧品とも好調。洗剤、芳香剤は好調だが防虫剤は不調。
●家具・インテリアは、収納用品、組み立てボックスは好調だが、季節家具、スチール家具は不調。寝具・寝装品は布団、毛布は好調だが枕、マットレスは不調。インテリアはカーペットは好調だが、カーテンは不調。
●家電製品は、エアコンは好調だが、テレビ、オーディオ関連、洗濯機、冷蔵庫は不調。クリーナー、健康家電は好調だが、電気調理器具は不調。
●その他商品は、スポーツ用品、レディススポーツウェアは好調だが、ゴルフ用具、ゴルフウェアは不調。ペット用品、園芸用品の動きは良かった。
<サービス・その他>
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.4%であった。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は5.8%であった。