松下、20時間運用の非常時用デジタルMCA無線「mcAccess e」携帯機を開発
最長20時間の長時間運用とJIS規格保護等級7級の高い防水性能を実現
デジタルMCA無線「mcAccess e」携帯機を開発
企業、自治体の災害時・非常時通信確保のニーズに応える
【要旨】
松下電器産業株式会社 パナソニック システムソリューションズ社(本社:神奈川県横浜市、代表者 遠山 敬史)は800MHz帯デジタルMCA無線機「mcAccess e」(エムシーアクセス・イー)の携帯型無線機を開発しました。
【開発の背景】
800MHz帯デジタルMCA無線は全国広域業務用無線で、通信事業者である全国の移動無線センターが一般法人や自治体・官公庁などを対象に「mcAccess e」(エムシーアクセス・イー)のブランドで、2003年より日本全国でサービスを開始し、これまでに約58,000局の加入があります。
同サービスは強固なインフラ設備と、非常時でも通信規制がかからない事から、これまでに発生した多くの震災の際も支障なく通信が確保できたことが評価され、加入者数全体のおよそ23%が非常時用通信手段として利用しています。
現在当社が発売している、車輌に設置するタイプの「車載型無線機」に加え、持ち運びが自由で、かつ非常用通信に必要な性能を備えた「携帯型無線機」へのニーズが高まっていました。
【主な特長】
「非常時の通信に求められるタフ&ロング運用を実現」
1. 携帯型業務用無線機としては国内最長の20時間運用(※1)
2. JIS規格・保護等級7級「防浸型」の高い防水性能で、雨天でも支障なく運用が可能
3. 携帯型MCA無線機としては最高レベルの送信出力2Wで、より広い通信エリアをカバー
4. 電話モードで社内の内線電話や外線電話にもアクセスが可能(※2)
【発売】
来春、エムシーアクセス・サポート株式会社(※3)等から発売予定です。
【本開発品の展示会への出展のご案内】
・危機管理産業展2006 (2006年10月24日~26日・東京ビックサイト)
・地域ICTフェスタ2006 (2006年10月27日~29日・朱鷺メッセ<新潟>)
※1: (送信:受信:待受=1:1:18、バッテリーセービングモード時)
※2: 基地局無線機と電話交換機との接続が必要となります。
※3: 詳細は、 http://www.mcaccess.co.jp/ をご参照ください。
【主な定格(予定)】
項目 / 規格
寸法 約58mm(W)×約35mm(D)×約149mm(H)
質量、容量 約360g、約300cc
送信出力 2W以下
防水性能 JIS C0920 保護等級7級(防浸)
電池待受け時間 20時間以上
条件:(1:1:18=送信:受信:待受、バッテリーセービングモード時)
以上