三井物産、米太陽光発電テクノロジー会社「SunWize社」を買収
米国太陽光発電テクノロジー会社の買収について
三井物産株式会社と米国三井物産株式会社(本社:ニューヨーク市、社長:吉田元一、以下併せて当社)は、この度、太陽光発電テクノロジー会社SunWize Technologies, LLC(本社:ニューヨーク州キングストン市、社長:David Kulik 、以下SunWize社)の事業を買収することで現オーナーグループと合意致しました。SunWize社は、太陽光発電システムの設計及び製造、そして関連プロジェクトの開拓及び関連製品販売に特化した会社です。関連法規に基づく承認取得後、買収を実行し、本年12月より当社100%子会社としてSunWize社を運営していく予定です。
当社は2002年以来、太陽光発電システムの核となる太陽電池モジュールをSunWize社を始めとする北米市場の上位顧客及び欧州市場向けに販売して参りました。従来からこの事業に着目し、有望な戦略分野と位置付けて参りましたが、今回の買収により、SunWize社をこの分野のコアプラットフォーム会社と位置付け、成長戦略を推進するものです。当社の総合力を結集し、当社の持つ調達力、資金力、新技術開発、新規適用分野開拓、海外展開力を武器に大きな成長を見込む当該分野での更なる拡大を目指しています。
SunWize社は、北米及び中南米に15箇所の拠点と1700社に及ぶ顧客を持つ大手システムインテグレーターです。同事業において15年間の経験を持ち、特に個人住宅用途向け太陽光発電システムではトップランクの納入実績を誇っています。ニュージャージー州・ニューヨーク州及びカリフォルニア州といった米国最大の市場に強いプレゼンスを持つことから引続き安定した成長が期待できる上、新興市場も含め積極的な事業拡大を図っています。
買収後もSunWize社の現経営陣・従業員は残り、加えて経営強化のため当社より経営人材を派遣する予定です。年率30%以上の成長が見込まれる北米市場において、SunWize社を核に事業展開を図り、今後当社の太陽光発電関連事業では、3~5年以内に年商400百万ドルを達成することを目標にしております。
太陽光発電は、火力発電に比べCO2の排出を大幅に削減します。当社は、風力、バイオマス、燃料電池等の再生可能エネルギーに加えて、太陽光発電関連事業を今後更に積極的に展開し、社会へ大きく貢献していくことを目指しています。今後のエネルギーには自然環境との共存が不可欠であり、当社は、健康的な社会を支えるクリーンエネルギーを安定的に確保していくことに邁進していきます。
米国三井物産について
米国三井物産は1966年にニューヨーク市に設立された三井物産株式会社の全額出資子会社で、13の事業部と様々な産業に渡る75の関連会社を持っています。2006年3月度において66億4,389万ドルの売上と9,774万ドルの税引後利益を計上しました。
詳細は同社ホームページ:http://www.mitsui.comをご参照下さい。
SunWize Technologiesについて
SunWize社は、太陽光発電システムの設計及び製造、そして関連プロジェクトの開拓及び関連製品販売に特化した、太陽光発電テクノロジー会社です。ニューヨーク州キングストンで製造・配送施設、カリフォルニア州オックスナードで配送センターを運営しています。
詳細は同社ホームページ:http://www.sunwize.comをご参照下さい。
ご注意:
本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述はリスクや不確実性を内包するものであり、経営環境の変化などにより実際とは異なる可能性があることにご留意ください。また、本発表資料は、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。