三洋ホームズ、新開発の制震ダンパーを2階建て戸建住宅の全商品に標準搭載
三洋ホームズ/新開発の制震ダンパー
「SanDouble-X(サンダブルエックス)ダイナミックダンパー」
東京大学の実験協力のもとブリヂストンと共同開発に成功
~2階建全商品/標準搭載~
三洋ホームズ株式会社(代表取締役社長:田中康典 本社:大阪市)は、株式会社ブリヂストン(代表取締役社長:荒川詔四)との共同開発による制震ダンパー「SanDouble-X(サンダブルエックス)ダイナミックダンパー」(特許申請中)を、2006年11月3日(金)より2階建て戸建住宅の全商品に標準搭載し販売を開始いたします。
現在、三洋ホームズでは企業コンセプトである「エコ&セーフティ」を大きな柱として「地震・台風に強い」住宅提案を行っております。これまで住宅メーカーの中でもトップレベルを誇る"揺れの少ない"高耐震構造の住宅づくりを行っており、阪神淡路大震災においても全壊・半壊棟数はゼロでした。しかし、今後予想される大地震に備え、家具などの転倒による二次災害や住宅の長寿命化による建物への損傷の軽減化が求められています。
今回開発した制震ダンパー「SanDouble-X(サンダブルエックス)ダイナミックダンパー」は、(株)ブリヂストンの技術である「高減衰ゴム」を"サンドイッチ式"に組み合わせ、これを"上下2段(ダブルX)構造"とすることにより、効果的に地震エネルギーを熱エネルギーに変換し揺れを低減するものです。この制震ダンパーを当社の「高耐震構造(GSフレーム)」に加えた「実大震動実験」を東京大学生産技術研究所の協力を得て実施し、地震時の揺れを最大約50%低減(※1)できることを確認しました。
今後、この「SanDouble-X(サンダブルエックス)ダイナミックダンパー」をベースに、より安全・安心な住宅づくりを目指します。
【SanDouble-X(サンダブルエックス)ダイナミックダンパーの特徴】
1)当社独自の「サンドイッチ式高減衰ゴム」(図1)と「上下ダブルX構造」(図2)が効果的に機能を発揮
2)業界トップクラスの「高耐震構造(GSフレーム)」(図3)に「制震ダンパー」(図4)をプラスすることにより、地震時の揺れを最大約50%低減(※1)
3)基本構造システムとの互換性を高めることで低コスト化を実現し、2階建て戸建住宅の全商品に標準採用
※1 当社従来比。建物規模や地震波の特性、建築地の地盤条件により異なります。
*参考図などは添付資料参照
以上