BMWJ、本社を来年末に東京・丸の内「グラントウキョウサウスタワー」に移転
ビー・エム・ダブリュー株式会社が本社を東京・丸の内に移転。BMW、MINI、モーターサイクルのコーポレート・ショールームも併設。
ドイツ・ミュンヘンに本社を置くプレミアム自動車メーカー、BMW AGの100%出資子会社であるビー・エム・ダブリュー株式会社(本社:千葉市美浜区中瀬1-10-2、社長:ヘスス・コルドバ)は本日、同社の本社を2007年末に「グラントウキョウサウスタワー」に移転すると発表しました。
現在、千葉県の幕張地区に本社を置く同社はこのほど、JR東日本他が現在、JR東京駅八重洲口に開発中の地上42階建てインテリジェント・オフィスビルである「グラントウキョウサウスタワー」に入居することを決定、ジェイアール東日本ビルディング(JR東日本の100%出資子会社)と賃貸契約を結びました。JR東京駅八重洲口では、2013年度に完了する大規模再開発が進んでおり、2007年に一足早くオープンする「グラントウキョウサウスタワー」が完成する予定です。
「本社を東京に移転するという戦略的な決断は、BMW Groupが推進するプレミアム・ブランド戦略を日本においてさらに強固なものにするためです」と、ビー・エム・ダブリュー株式会社代表取締役社長のヘスス・コルドバは述べています。「東京に本社を置くことで、BMW Groupは、ブランドと企業イメージの双方を、グループにとってもっとも優先順位の高い市場において底上げすることができると期待しています。」
今回の本社移転では、トレーニングと新車整備センター、パーツセンター、そしてエンジニアリング部門を除く全ての部門が新しいオフィスに入居します。上記の部門はこれまで通り、千葉に拠点を置くことになります。
「今回の決定によって、市場とディーラー、そして顧客により一層近いところにいることができます」とコルドバは述べています。「しかも、JRや空港へのアクセスも大幅に向上し、すなわち接続性が高まることによって事業効率が上がると同時に、ディーラーや市場へのコミュニケーション効率も大幅に高まるものと期待しています。」
「グラントウキョウサウスタワー」への本社移転に伴い、同ビルの1階にはBMW Groupのコーポレート・ショールームも同時オープンの予定です。このショールームでは、約200平米のスペースにBMW、MINI、モーターサイクルの最新モデルとブランド・プレゼンテーションを常時展示します。
●BMW Group Japan新本社概要
名称 :グラントウキョウサウスタワー
所在地 :東京都千代田区丸の内1丁目1-54(地番)
フロア面積:コーポレート・ショールーム 約200m2/オフィス 約4,000m2
移転時期 :2007年12月1日(予定)
事業者 :東日本旅客鉄道(株)、鹿島八重洲開発(株)、新日本石油(株)
賃貸人 :(株)ジェイアール東日本ビルディング
●ビー・エム・ダブリュー株式会社について(2006年10月1日現在)
ビー・エム・ダブリュー株式会社は、ドイツ・バイエルン州ミュンヘン市に本社を置く、プレミアム・ブランドに特化した、グローバルな自動車メーカーであるBMW AG(Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft)の100%出資子会社で、欧州自動車メーカー初の全額出資子会社として、1981年に日本に設立されました。以来ビー・エム・ダブリュー株式会社は、当時は珍しかった専売店網の構築に始まり、低金利ローンや認定中古車制度など、さまざまな業界標準を築き、製品、サービス、顧客満足の分野において常に輸入車業界をリードしてきました。ビー・エム・ダブリュー株式会社は全国の279(BMW: 187、MINI: 92)の正規ディーラー・ショールームを通じてBMWとMINI製品の販売とアフターセールスを提供しています。また、BMW Motorrad(オートバイ)の製品・サービスは、自動車同様、専売店ネットワークを通して提供しています。
ビー・エム・ダブリュー株式会社は、2005年には同社史上最高となる58,582台(BMW: 44,980台、MINI: 13,602台)の新車を販売しました。また、BMW Motorradは、2,681台を全国のお客様にお届けしています。
ビー・エム・ダブリュー株式会社は現在285人の従業員を雇用しており、関連子会社に金融サービスを提供するビー・エム・ダブリュー・ジャパン・ファイナンス株式会社と、直営販社であるビー・エム・ダブリュー東京株式会社を有しています。
※新本社ビルイメージ画像は添付資料を参照