日立建機、1.5t級の超小旋回型ミニショベル2機種を発売
-排出ガス3次規制基準値をクリア。1.5t 級2機種-
日立建機、ZX17U-2、ZX15URミニショベルを発売
日立建機(株)(社長木川理二郎) は、ZX17U-2(標準バケット容量0.044m3、機械質量1,770kg)後方超小旋回型ミニショベルと、ZX15UR(同0.036m3、同1,530kg)超小旋回型ミニショベルを11月14日から発売開始します。
EX15U-3、EX15UR の後継機で、国土交通省の超低騒音型建設機械と、排出ガス対策型建設機械(3次規制)基準値をクリアしています。また、クローラ全幅を1,000mm 以内に伸縮できる「可変脚式クローラ」を標準装備しています。
住宅建築現場や、上下水道、ガス、電気、通信などの管工事に代表される生活関連工事など、幅広い用途での活躍が期待されます。
販売目標は、国内向けとして2機種合計で年間150台を見込んでいます。
<主な特長>
1.ZX17U-2、ZX15UR 共通の特長
(1)環境に配慮したクリーンマシン
・国土交通省の排出ガス対策型建設機械(3次規制)の基準値をクリア。(ZX15UR/指定機、ZX17U-2/指定申請中)
・市街地工事でも安心な超低騒音型タイプ
国土交通省の超低騒音型建設機械基準値をクリア。(ZX15UR/指定機、ZX17U-2/指定申請中)
(2)狭い所を通過できる可変脚式クローラを標準装備
・現場までの狭い路地などの通過には脚を1,000mm 以内に縮めてスムーズに通過。作業時は、クローラ幅を1,240~1,280mm に広げ、旋回しても後ろを気にせず作業が行えます。
(3)ニュートラルエンジンスタートの採用
・ロックレバーがロック位置の状態でのみエンジン始動できる、ニュートラルエンジンスタート機構。エンジン始動時の機械誤動作を防止。
2.ZX17U-2 の特長
(1)ROPS/OPG 対応キャノピを標準装備
世界共通仕様として、万が一の転倒時でもオペレータを保護するROPS(Roll-Over Protective Structures)/OPG(Operator Protective Guards)規格対応の3柱キャノピを標準装備。
(2)衝撃から本体ボディーを守るD型フレーム
(3)3気筒、総排気量0.854Lの大型エンジンを搭載。エンジン出力はクラス最大級の11kW(従来機比15%アップ)。アーム最大掘削力も大幅に向上(従来機比18%アップ)。
3.ZX15UR の特長
(1)フロントが止まらないオートマルチーノシステムを搭載
作業中にフロントを止めることなく滑らかにバケットが運転席を回避する、オートマルチーノシステムを標準装備しています。
(2)3気筒、総排気量0.778Lの大型エンジンを搭載。エンジン出力はクラス最大の8.8kW。