横河ディジタルとFST、品質向上支援ツール「PGRelief for ARM RealView」を販売
横河ディジタルコンピュータと富士通ソフトウェアテクノロジーズ、品質向上支援ツールの販売と技術開発の提携
~ 「PGRelief for ARM RealView」の販売開始 ~
横河ディジタルコンピュータ株式会社(本社:東京都府中市、代表取締役社長 小林龍雄、以下横河ディジタル)と株式会社富士通ソフトウェアテクノロジーズ(本社:神奈川県横浜市港北区、代表取締役社長 芋川敏、以下FST)は、FSTが開発した品質向上支援ツール「PGRelief for ARM RealView」の販売提携をいたしました。
「PGRelief for ARM RealView」は、プログラミング工程での適用による「早期障害検出」効果で、より効率的なレビューが行えます。さらに、障害数が少なくなることで、テスト工程での手戻りを少なくして、「開発期間の短期化」と「コストの削減」を実現します。C/C++のソースプログラムを解析し、単純なコーディングミスから論理的な誤りまで的確に指摘し、不当なメモリアクセス、メモリリーク、誤ったメモリ開放や性能を悪化させる記述なども指摘します。無駄な指摘を抑え、障害原因とはならない箇所については指摘しない工夫を施しており、開発者に余分な負担をかけません。本製品は、横河ディジタルの販売するARM RealView Developer Suite(RVDS)のEclipse IDEから直接PGReliefを実行することができ、コンパイルとプログラムの障害を同時に検出することができる新たなツールです。
この「PGRelief for ARM RealView」は、開発工程の早い段階でプログラム品質を高め、製品開発のトータルコストの削減を実現します。近年の携帯機器、情報端末、デジタル家電分野ではプログラムサイズが増大し、厳しい開発期間の中で厳しい品質が求められています。実機動作で不具合が発覚する前に、開発上流工程でプログラムを静的に解析し、多くの不具合を指摘したいという要望にお応えする効果的なソリューションです。
また、横河ディジタルのインサーキットエミュレータ(ICE)をベースとした開発支援ツール技術と、FSTのプログラム静的解析技術を戦略的に提携させた新たな品質支援ツールを共同開発し、2007年第二四半期に製品リリースすることを目指します。
●PGReliefの特長
(※ 関連資料を参照してください。)
横河ディジタルコンピュータ株式会社 代表取締役社長 小林龍雄のコメント
「FST社との販売提携締結に至った背景は、製品の多機能化に伴うプログラムサイズの急速な拡大とともに、高い品質への市場の要求を満たすことにあります。開発工程の上流で障害を検出することが製品の品質を向上させるキーワードとなります。本製品を使用することでトータルな開発コスト、期間を改善できるものと確信しています。また、本製品の販売提携をファーストステップとし今後も両社の連携を深め、お互いが保有する技術を活かし、組込み開発現場の声にお応えできるソリューションを投入してまいります。」
株式会社富士通ソフトウェアテクノロジーズ 代表取締役社長 芋川敏のコメント
「FSTは、横河ディジタル様との「PGRelief for ARM RealView」の販売提携を歓迎致します。最先端ツールを備えたARM RealView Development SuiteとPGRelief for ARM RealViewの組み合わせにより、お客様の一層の開発効率化、品質管理を実現できると確信しております。今後も、組込み開発におけるお客様の様々なニーズに応えるべく、パートナーシップを強め、お互いが保有する技術を活用してまいります。」
横河ディジタルとFSTは、2006年11月15日~17日にパシフィコ横浜で開催される「組込み総合技術展 Embedded Technology 2006」にて、本製品を展示します。
【 横河ディジタルコンピュータ株式会社 概要 】
横河ディジタルコンピュータ株式会社(本社:東京都府中市府中町1-9 京王府中1丁目ビル、代表取締役社長:小林龍雄)は、マイクロコンピュータや周辺システムの設計、開発に広く関わる事業を展開してまいりました。特にインサーキットエミュレータ(ICE)分野では、トップクラスの実績を有し、携帯電話、情報家電、自動車、産業機器など最先端の開発現場で数多く使用していただいております。国内ばかりでなく海外でも高く評価されており、米国シリコンバレーに支店、中国、韓国、東南アジア、ヨーロッパなどにも販売代理店を置きワールドワイドな製品の提供ができるようになっております。また、T-Engineに代表される各種プラットフォームやWindows CEなどの開発スタータキット、さらには組込み開発分野における開発プロジェクトのプロセスを改善するためのコンサルティングやツールの提供にも力を入れており、組込み分野を熟知している当社の経験や知識を活かした理想的な開発環境として提供しています。
( http://www.yokogawa-digital.com/ )
【 株式会社富士通ソフトウェアテクノロジーズ 概要 】
株式会社富士通ソフトウェアテクノロジーズ(本社:神奈川県横浜市港北区新横浜2-4-19、代表取締役社長:芋川敏)は、富士通株式会社のソフトウェア製品のサポート、サービスを担当すると共に、OSやミドルウェアなどの基本ソフトウェアやパッケージソフトウェア、組込みソフトウェアの開発経験、技術をいかし、新マーケットへの製品の創出に積極的に取り組んでいます。
( http://jp.fujitsu.com/fst/ )
* ARMおよびRealViewは、英国ARM Limitedの商標または登録商標です。
* SECは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の中のソフトウェアエンジニアリングセンターの略称です。
* MISRAとそのロゴは、MISRAコンソーシアムを代表してMIRA Ltd. の登録商標です。
* その他記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
[ お客様からのお問い合わせ先 ]
■横河ディジタルコンピュータ株式会社
EP事業本部 EP営業部
〒183-8516 東京都府中市府中町1-9 京王府中1丁目ビル3F
TEL:042-333-6222 FAX:042-352-6107
E-mail:info-arm@yokogawa-digital.com URL:http://www.yokogawa-digital.com/
■株式会社富士通ソフトウェアテクノロジーズ
インフォメーションセンター
TEL:0120-052-070 (平日9時~12時、13時~17時 受付)
URL:http://jp.fujitsu.com/fst/