PGPコーポレーション、日本語にローカライズされた企業向け暗号化ソリューションを発売
PGPコーポレーション、日本語にローカライズされた企業向け暗号化ソリューションを発売
新しいPGP暗号化ソリューションにより、一貫したポリシーの実施、運用コストの削減、導入時間の短縮を実現
2006年11月13日、東京発-企業のデータセキュリティと暗号化ソリューションの分野で世界をリードするPGPコーポレーションは、日本市場向けにローカライズされた同社の製品全体に対し、アプリケーションの大幅なアップグレードを実施したことを発表しました。
今回、リリースされる新しい日本語化製品のバージョンには、PGP(R) Whole Disk Encryption、PGP Universal(TM) Server、PGP Universal(TM) Gateway Email、PGP(R) Desktopが含まれています。
また、PGPコーポレーションは、ネットワークベースの暗号化ファイルをチームで管理し、共有できるようにするPGP(R) NetShareの発売も発表しました。これらのPGP(R) Encryption Platform対応のアプリケーションは、一貫したポリシーの実施と鍵の管理による暗号化ソリューションを迅速に導入する必要がある顧客のニーズに対応するように設計されています。
PGPコーポレーションは、英語版製品の発売後わずか1か月後にローカライズ版を投入することにより、日本市場への貢献を続けています。新しい製品バージョンには、ユーザーインタフェースの改善、マニュアルの改良、およびエンドユーザーのみならずIT管理者にも役立つ数多くの機能強化が行われています。
PGPコーポレーションの社長兼CEO、フィリップ・ダンケルベルガーは、次のように述べています。「PGPコーポレーションは、昨年日本に拠点を開設して以来、日本のお客様特有のご要望に焦点を当て、適切かつタイムリーにソリューションを提供してきました。お客様のデータと知的所有権のみならず、お客様の顧客とパートナのデータと知的所有権も保護する完全なアーキテクチャとインフラストラクチャをお客様に提供しています。当社は、日本の流通業者と強力な関係を構築することによって、当社のパートナとのエコシステムを継続的に拡大してきました。今後も、お客様の現在および将来のデータセキュリティの脅威を軽減するための総合的且つ迅速に導入できる暗号化ソリューションを引き続き提供していきます。当社は、この堅固なソリューションを日本市場に投入することで、この重要な市場へのコミットメントをさらに強化していきたいと考えております。」
日本PGP株式会社代表取締役、浅井政浩は次のように述べています。「PGPコーポレーションの日本への進出が歓迎され、初期段階としてリリースしたPGP Whole Disk Encryptionへの支持と成功により、当社が日本のお客様特有のニーズに対応する能力があることが実証されました。さらに今回の新製品の投入により、当社の顧客基盤を日本全国に拡大することができます。」
情報漏えいに関する大々的な報道による、ブランドや企業の評価に対する悪影響、法規制の圧力、コンプライアンスの問題などに直面して、グローバル組織による統合暗号化ソリューションを全社的に導入しようとする動きが加速しています。しかし、様々なアプローチをとるにあたって、重大な課題が存在します。数多くのアプリケーションの導入とサポート、およびその結果必要となる管理項目の増加によって、ITチームには高コストで不要な負担が課せられています。単一の脅威のみに対応するポイント製品、あるいはつぎはぎだらけの粗雑な統合性に欠ける製品スイートと異なり、PGP Encryption Platformは、IT運用コストを低減し、他のアプローチに悪影響を与える重複タスク、システム、トレーニング、およびサポートの問題を解消する、単一の緊密に結合されたインフラストラクチャを提供します。最初のPGPアプリケーションのインストール時に導入されたPGPEncryption Platformにより、段階的にあるいはビジネス要件の発生と発展に応じて、この最高クラスの暗号化技術の恩恵を受けることができます。
■新しいアプリケーション-PGP NetShare:ネットワークファイル暗号化ソリューションの出荷開始
PGP NetShareを入手することにより企業は、複数のプロジェクトチーム、社員、および外部契約業者間で一般的に共有される重要なデータを保護することができます。PGP NetShareは、共有ネットワークフォルダに保存されるファイルを自動的に暗号化するPGP Encryption Platform対応アプリケーションであり、承認されたユーザーだけが内容を読み取り、変更できるようにします。PGP NetShareは、ユーザーの動作、アプリケーション、またはワークフローに影響を及ぼすことなく、ネットワークサーバー、ネットワーク上、およびデスクトップ上の共通デジタル形式のすべてのデータ(ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーション、Web、ビデオ、オーディオ)を完全に保護することにより、生産性を向上させます。
■機能強化されたPGPアプリケーション:完全な統合、プラットフォーム対応、エンタープライズ環境へ最適化
PGP Whole Disk Encryptionは、ユーザーの動作またはワークフローを変更することなく、ドライブを保護する透過的なディスク全体の暗号化によって、知的財産、顧客データ、ブランド資産を保護します。アプリケーションは、システムまたはリムーバルメディアの盗難または紛失によるユーザーまたはビジネスへの損害を大幅に低減する単一の、一元的に管理されたクライアントにより、複数の脅威からデータを保護します。また、パスワードの同期化によるMicrosoft Windowsへの安全なシングルサインオン機能を備え、Mac OS Xにおいてもブートドライブ以外で使用することができるようになります。これにより、リムーバルメディアを暗号化し、異なるオペレーティングシステムのユーザー間での共有が可能になります。
PGP Encryption Platformの基盤であるPGP Universal Serverにより、単一の管理コンソールを通じて、すべてのPGP Encryption Platform対応アプリケーション、ユーザー、ポリシー、プロビジョニング、ログ、およびレポートに対して、統一された、Webベースの管理が実施されます。
この最新バージョンでは、組織がデータのセキュリティ保護するための暗号化動作を定義するポリシー管理が拡張されています。PGP Universal Serverでは、鍵の管理とユーザープロビジョニングの機能強化が行われ、国際規格文字セットのサポートが拡大されています。さまざまな標準に対応するよう構築されたPGP Universal Serverは、OpenPGP、S/MIME、X.509、およびその他の標準をサポートし、幅広い相互運用性を確保しています。
PGP Universal Gateway Emailには、送信および受信電子メールの両方の管理者仕様に適合するメッセージの暗号化によって、精度の高いメールポリシーの拡張により電子メールをセキュリティ保護するために、同様に複数の標準ベースのオプションが用意されています。アプリケーションに対しては、暗号化ソリューションを持たないパートナまたはサプライヤとのセキュリティ保護された通信を可能にするPGP Universal Web Messengerに対する機能強化も実施されています。この最新バージョンは、最大50MBの大規模なメッセージの配信をサポートし、メッセージのエージングポリシーによるメッセージの削除によって、ストレージ要件を低減しています。
■PGP Encryption Platform:エンタープライズクラスの保護
PGP Encryption Platformは、一元化されたポリシーと設定による単一の管理コンソールを通じて、運用コストを低減し、アプリケーションの導入までの時間を短縮します。プラットフォームは、総合的なポリシーの実施、鍵の管理、リカバリ、およびレポートサービスにより、グローバルな企業間にかけての複数層の暗号化を備えています。真の企業向け製品であるPGP Encryption Platformは拡張性が高く、サードパーティの開発業者に標準ベースのインタフェースを提供できます。また、プラットフォームは、ディレクトリサービス、PKI、および電子メールのウイルス対策、送信コンテンツの整合性ソリューションなどを含む、主要なサードパーティのエンタープライズソリューションと統合できます。
■入手方法
PGPコーポレーションのライセンスは、選択した暗号化アプリケーションおよび使用する管理ツールをベースとしています。お客様の選択肢は、単一の暗号化アプリケーション用の単一ライセンスから、管理サーバー内の単一アプリケーション用の複数ライセンス、すべて同じサーバーによって管理されるさまざまな暗号化アプリケーションの組み合わせに至るまで多岐にわたります。
更新されたPGPの全製品は、国内の下記PGP販売パートナから入手可能です。
マクニカネットワークス株式会社 http://www.macnica.net/pgp/
株式会社日本システムディベロップメント http://www.nsd.co.jp/pgp/
情報技術開発株式会社 http://www.tdi.co.jp/
ウチダインフォメーションテクノロジー株式会社 http://www.uit.ne.jp/
PGPコーポレーションは、製品のソースコードをピアレビュー用に公開する唯一の商用セキュリティベンダです。また、PGPコーポレーションは、すべての主要リリースで、FIPS 140-2 Level 1検証のために、そのコア暗号化テクノロジを規定どおりに提出しています。この製品リリースのコア暗号化コードは、米国標準技術局(National Institute of Standardsand Technology)のWebサイト上に、試験対象である実装システム(IUT:Implementation Under Test)として掲載済みです。
【 PGPコーポレーションについて 】
PGP(R)ソリューションは、Fortune(R)100企業の94%、ドイツDAX指数対象企業の76%を含む、全世界の30,000社を超える企業、ビジネス、政府機関で使用されています。その結果、PGPコーポレーションは、画期的な、標準ベースの、信頼のおけるソリューションを提供するベンダとして世界的に高い評価を獲得しています。PGPのソリューションは、機密情報の保護、顧客データのセキュリティ保護、法規制への対応、コンプライアンスの監査、会社のブランドや名声の保持にご活用いただけます。詳しくは、日本PGP株式会社のWebサイト(http://www.pgp.co.jp)をご覧ください。