ATR、アジアの6研究機関と音声翻訳基盤技術の共同研究コンソーシアムを発足
アジアの6研究機関との音声翻訳基盤技術の共同研究コンソーシアムA-STAR発足
~日本・中国・韓国・インドネシア・タイ・インド・台湾~
株式会社国際電気通信基礎技術研究所(京都府「けいはんな学研都市」 社長 畚野信義 略称 ATR)は、わが国の先端的音声翻訳技術を普及させることを目指して、この程、中国科学院・自動化研究所(CASIA)、韓国電子通信研究所(ETRI)、インドネシア技術応用評価庁(BPPT)、タイ国立電子コンピュータ技術センター(NECTEC)、インド中央電子工学研究所(CEERI)、台湾大学(NTU)と共同で、アジア全域をカバーする共同研究コンソーシアム(Asian Speech Translation Advanced Research 略称 A-STAR)を発足します。具体的には、音声対訳文コーパスの統一フォーマットの設計、音声対訳文コーパスの構築、処理モジュールの接続フォーマット、プロトコルの設計を行います。上記6研究機関はアジア圏において活発に音声や言語の研究を進めており、効果的な共同研究を実施できるパートナーとして選定しました。
A-STARの中核部分は平成18年度文部科学省科学技術振興調整費アジア科学技術協力の戦略的推進プログラムでの実施課題「アジア言語の壁の克服にむけた音声翻訳共通基盤の構築」として採択され進めているものです。
さらに、上記接続フォーマット、プロトコルなどの国際標準化にむけた活動を効率的に推進していくために、独立行政法人情報通信研究機構(東京都小金井市 理事長 長尾真 略称 NICT)がアジア諸国と推進している自動翻訳技術の研究開発も密接に連携して国際標準化機関へ提案を行う予定です。
補足資料(*添付資料参照)