IRIユビテック、ネットワーク対応のオリジナル映像エンジンモジュールを開発
フルハイビジョンとネットワークの機能が1つに融合
「Net UBIRIS(ネットユビリス)」誕生
株式会社IRIユビテック(本社:東京都新宿区、代表取締役荻野司、以下「ユビテック」)は、昨年10月に発表した、フルハイビジョン対応のオリジナル映像エンジンモジュール「UBIRIS(ユビリス)」を、さらに進化させネットワーク対応の「Net UBIRIS(ネットユビリス)」(写真)を開発しました。
世界最大級の専門技術展&カンファレンスである「組込み総合技術展Embedded Technology 2006」(会期:2006年11月15日から17日 会場:パシフィコ横浜)において、初めて発表を致します。
昨年発表した「UBIRIS(ユビリス)」は横1920×縦1080画素のハイビジョン信号をそのまま再現することができるフルハイビジョン対応を最大の特徴としておりましたが、今回発表する「Net UBIRIS(ネットユビリス)」はその性能を一段と拡張させております。
その中でも、1)ストリーミング映像の再生が可能2)フルハイビジョン対応の最新スケーラーと高性能DSPを搭載3)デジタル圧縮画像特有の「ブロックノイズ」「モスキートノイズ」の低減を最大の特徴とし、ネットワークを通じて送られてくる動画像データを美しく再現することが可能となりました。また、デジタルAV機器のHDMI、DVIの他、アナログVGA入力に対応し、スケーラー内部では10ビット処理を行うため美しく自然なグラデーションが表現されます。
この「Net UBIRIS(ネットユビリス)」を薄型テレビ、プロジェクター、インフォメーションディスプレイに組み込むことで、各種機器が簡単にネットワークにつなげられるようになります。この度の展示製品では有線ネットワーク対応のみとなりますが、今後の製品化にむけ、現在無線LAN対応を開発中です。
無線LAN対応の実現により、わずらわしい有線によるネットワーク配線工事の手間を省くことができ、例えば家庭用ホームシアターの設置も今より一段と簡単になります。
「Net UBIRIS(ネットユビリス)」を採用いただくことで、各種映像端末機器メーカーは開発コストを圧縮することができ、かつ短期間での製品開発が可能となります。業務用および民生用フラットパネルディスプレイ、プロジェクターに実装できる映像エンジンモジュールとして最適です。また、ユビテックは顧客のニーズに合わせたカスタマイズにも迅速かつ柔軟に対応致します。展示会においては、モジュール展示及びプロトタイプでのデモを予定しています。その映像の美しさおよびネットワークへの接続性をご覧下さい。
(写真/正面左:Net UBIRIS 本体正面右:DVI変換器)
(*添付資料参照)
*UBIRIS(ユビリス)はユビテックの登録商標です。
**Net UBIRIS(ネットユビリス)は現在商標登録を出願中です。
〔用語解説〕
DSP(Digital Signal Processor):音声や画像等の信号処理に特化したマイクロプロセッサ。
MPEG2:映像データの圧縮方式の1つ。MPEG1からMPEG4までの各規格が定められている。MPEG2は現在のデジタル放送の規格として採用されている。
HDMI(High-Definition Multimedia Interface):家電やAV機器向けのデジタル映像・音声入出力インターフェース規格。
DVI(Digital Visual Interface):コンピューターとディスプレイを接続するためのインターフェース規格の1つ。
【製品に関するお問い合わせ先】
株式会社IRIユビテック 担当:電子機器事業部営業部営業一課
電話:03-3344-7520 FAX:03-3344-7522
sales@ubieq.co.jp