デルなど3社、オープンソースソフトを活用したデータベース・ソリューションパッケージを提供
デル、野村総合研究所、MySQL社が
オープンソース・ソフトウェア活用を共同で推進
パッケージ「オープンソースDBサーバ・モデル」の共同開発・提供
デル株式会社(本社:川崎市幸区、代表取締役社長:ジム・メリット)、株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤沼 彰久、以下 NRI)、MySQL株式会社(本社:東京都新宿区、社長:ラリー・ステファニック、以下 MySQL社)の3社は、オープンソース・ソフトウェア(OSS)のソリューションパッケージの提供を開始し、OSSの検証・サポート体制の確立、共同セミナーの開催などにより、OSSソリューションの需要創出と導入促進を共同で推進します。
3社は、デルの高性能x64サーバ「PowerEdge(パワーエッジ)」シリーズや「Dell|EMC」ストレージに、軽量で高速な処理性能を特徴とする、世界で最も利用されているオープンソース・データベースであるMySQLのサポートサービスの年間サブスクリプションをバンドルしたモデルを、「オープンソースDBサーバ・モデル」として本日より提供します。
価格は402,465円(税込)からです。
ハードウェアのサイジングやシステム設計、インフラ構築は、デルの技術コンサルティング部門であるデル・プロフェッショナル・サービス事業部(DPS)が行い、OSSミドルウェアのシステム構築や保守サポートサービスは、NRIオープンソースソリューションセンター(OSSC)が中心となってお客様に提供します。MySQL社は、MySQLデータベースの構築に関する技術的なバックエンドサポートを提供します。販売は、DPSが窓口となります。
<協業の背景>
x64サーバとOSSの組み合わせによるエンタープライズシステムの構築は、現在、金融や流通業を中心に高い関心を集めています。一方、導入企業は、「導入したいが、自社システムでの活用が可能かどうか分からない」、「今までと同じようなシステムの導入方法ではライセンスコストなどが削減できない」という問題を抱えています。また、「導入したが、ベンダーに構築から保守・メンテナンスまで全てを任せてしまうと却ってコストが高くつき、OSS活用のメリットが得られない」などの問題も抱えています。
デル、NRI、MySQL社の3社は、MySQLやSamba、Apache、JBoss、OpenOLAPなど様々なOSSをハードウェアとOSについて検証し、インテグレーションと保守サービスを組み合わせて安心して導入できるソリューションとして提供します。これにより、お客様が抱える様々な問題の解決を全面的にサポートします。
<協業のメリット>
今回発表した協業により、3社の技術力とノウハウを集約し、予め検証を行ったハードウェアとOSSによるデータベース・ソリューションパッケージを提供します。これを導入することにより、高度なスキルが必要となるOSSデータベースシステムの導入を大幅に簡素化することが可能になります。ソリューションパッケージの詳細はhttp://www.dell.com/jp/mysqlをご覧ください。
また3社は、大量のデータアクセスが同時に行われるブログやSNSといったWebサービスのシステムや、金融企業の基幹システムにおける大規模分散データベースについて、既に複数の導入実績を獲得しており、お客様に実績が豊富で信頼性の高いソリューションを提供します。
今後も3社は、お客様のニーズに合わせて、サーバ(インテル/AMD)やストレージなどのハードウェアに、Windows/Red Hat/FreeBSD/MIRACLE LINUXなどのOSを組み合わせ、様々なOSSの活用によるオープンで幅広い用途に最適なシステム構築を提供・推進します。
デルとNRIは、OSSを利用した2つのソリューションパッケージ「オープンソースWebAPサーバ・モデル」と「オープンソースBIサーバ・モデル」の提供を今年8月に開始しました。今回のMySQLを中核としたDBソリューションパッケージの提供は8月に続くサービスです。今後もMySQL社を加えた3社共同で、ハイアベイラビリティにおけるクラスタ、SAN環境によるバックアップ、災害復旧(ディザスタリカバリ)、ITILなどにおけるOSSを活用したソリューションパッケージを開発し、提供していきます。
文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※OSSソリューションパッケージ(オープンソースDBサーバ・モデル)の概要につきましては、添付PDFをご参照ください。