ヴイエムウェア、「Virtual Appliance Marketplace」と認定プログラムを発表
ヴイエムウェア、Virtual Appliance Marketplaceと認定プログラムを発表
即座に実行可能な、300種類を超える仮想アプライアンスの評価が可能
業界標準システム向けの仮想インフラストラクチャソフトウェアにおけるトップベンダーであるヴイエムウェア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:三木泰雄)は米国ロサンゼルスにて開催された、VMworld 2006 において、Virtual Appliance Marketplaceと認定プログラムを開始すると発表しました。
Virtual Appliance Marketplace( http://vam.vmware.com :英語版のみ)においては、300種類を超える仮想アプライアンスの評価が可能なほか、販売も実施します。
仮想アプライアンスは、事前に構築・構成済みで即座に実行可能なソフトウェア・アプリケーションを、オペレーティングシステム(OS)とともに仮想マシン内にパッケージ化したものです。仮想アプライアンスはアプリケーションスタックとそのパッケージ化および配布方法を根本から変革するものです。ISVは、展開の容易な、かつ、どのハードウェア上でも稼働でき、これまでより安全性と信頼性の高い、内蔵型の最適化済みアプリケーションスタックが開発可能となります。さらにISVは、そのワークロードにカスタマイズされたOSを任意に採用し、より小さい、より安定した環境を実現できます。仮想アプライアンスは、VMware Infrastructure、VMware Server、VMware Player上で実行可能です。
ヴイエムウェアのエマージングプロダクトアンドマーケット担当副社長、Dan Chu(ダンチュー)は、「当社のWebサイトからは引きも切らず仮想アプリケーションがダウンロードされており、仮想アプリケーションを取り巻く勢いに力強さを感じています。仮想アプライアンスは、事前にパッケージ化され、直ちに稼働できるソフトウェアの優れた配布手段であり、本番目的にも評価目的にも使用可能です。VMware Infrastructure上に仮想アプライアンスを展開することで、VMware Distributed Resource Scheduler Scheduler(DRS:分散型リソーススケジューラ)による自動負荷分散やVMware High Availability(VMware HA)が実現する高可用性、さらに、VMware Consolidated Backup(VCB)のエージェントレスバックアップといった、新たな機能が実現します。VMware Virtual Appliance Marketplaceと認定プログラムは、VMware Infrastructureに最適化され、パフォーマンスとユーザビリティを充分に発揮するよう設計された仮想アプライアンスのダウンロードを可能にするものです」と述べています。
VMware Virtual Appliance Marketplace:
ソフトウェアの評価、展開、管理プロセスを、仮想アプライアンスによって簡素化し、効率を大幅に向上させます。アプライアンスのダウンロードと開始は簡単で、展開の準備が整った際にはそのアプリケーションをVMware Infrastructure上の本番環境にシームレスに移行できます。コラボレーション、電子メールセキュリティ、エンタープライズアプリケーション、ファイアウォール、侵入検出/侵入阻止、OS、トラフィック管理など、300種類を超える仮想アプライアンスが、VMware Virtual Appliance Marketplace( http://vam.vmware.com :英語版のみ)に集められています。
VMware Virtual Appliance Certification Program:
VMware Virtual Appliance Certification Programは、パフォーマンスとユーザビリティ、評価テスト、実装フィードバックのための技術ベストプラクティスをISVに提供し、そのアプライアンスの認定を行うほか、ISVが全仮想アプライアンス環境を完全にサポートする目的を有します。現在、仮想アプライアンスとして認定されているISV 製品には、Astaro、B-hive Networks、CohesiveFT、LoadBalancer、PortWise、ProofPoint、Red Hat、Reflex Security、SpamTitan、Ubuntu、Zeus and Zimbraなどがあります。
詳しくは、 http://www.vmware.com/vmtn/appliances/certification.html (英語版) をご覧ください。
Astaroの最高経営責任者(CEO)、Jan Hichert(ヤンヒッヘルト)氏は、「Astaroは、Virtual Appliance Marketplaceを通じて、統合脅威管理セキュリティソリューションを提供できることを嬉しく思います。VMware Infrastructureのサポートを開始した当社は、電子メール、Web、ネットワークを保護するシングルデバイスによって、エンタープライズの境界型セキュリティニーズに応えます。仮想アプライアンスとしてAstaroを採用する利点は、データセンタの運用コスト削減、電力抑制、既存ハードウェア投資の最大活用、VMware Distributed Resource SchedulerやVMware High Availabilityなどの機能利用など、多岐にわたります。AstaroのUTMソリューションはASICフリーであるため、仮想マシン内で実行させた時に最大のパフォーマンスを発揮します」と述べています。
B-hive Networksの最高経営責任者(CEO)、Yoav Dembak(ヨアブデンバク)氏は、「B-hive TransactionVisibility Manager Virtual Editionは、データセンタ内ならその場所を問うことなく、Webベースのアプリケーション性能を分析し、不適切なリソースアロケーションとアプリケーション問題に起因するパフォーマンス問題を迅速に特定、理解するための効率的な手段を提供します。Transaction Visibility ManagerがVMware Certified Virtual Appliance としてVirtual Appliance Marketplaceからご購入いただけます」と述べています。
CohesiveFTの最高技術責任者(CTO)、Patrick Kerpan(パトリックカーパン)氏は、「当社はすべてのアプライアンスについてVMware Virtual Appliance Certification Programの認定を取得する計画です。軽量、ダイナミック、緩やかな連携を特徴とする新たなコンピューティングエコロジーが登場してきており、それに不可欠な技術が仮想化です。仮想アプライアンスの認定を進めるヴイエムウェアがこの分野を牽引しています。こうしたインスタントオン、認定制度、サポート付きの新世代仮想アプライアンスが実際のビジネス環境で役立つことをお客様はすでに認識しておられます」と述べています。
PortWiseの戦略的アライアンスおよびビジネス開発担当副社長、Kaushik Thakkar(カウシィクタッカー)氏は、「ヴイエムウェア仮想アプライアンスに拠ったソフトウェア専業企業たるPortWiseの戦略は、拡張性に制約のある専用ハードウェアにお客様を縛るのではなく、ハードウェアアプライアンスのあらゆる使いやすさを提供できることにつながっています。当社の銀行金融のお客様は、VMware Infrastructure上で稼働するヴイエムウェア仮想アプライアンスの最先端のコンビネーションから恩恵を享受することになります」と述べています。
ProofPointの製品およびマーケティング担当上級副社長、Sandra Vaughan(サンドラボーン)氏は、「仮想アプライアンス製品の提供を開始した先月より、ヴイエムウェアのエンタープライズ顧客基盤から信じがたいほどの引き合いがあります。VMware Virtual Appliance Marketplaceの正規参加企業となったことは、ヴイエムウェアのユーザコミュニティにおけるProofPoint の知名度を大幅に高めます。ヴイエムウェアのユーザは、ProofPoint Messaging Security Gateway Virtual Editionのダウンロード、評価、購入がかつてなく容易になります」と述べています。
Red Hatのエンタープライズソリューション担当上級副社長兼ジェネラルマネージャ、Tim Yeaton(ティムイートン)氏は、「ISV とエンドユーザは、Red Hatとヴイエムウェアのソリューションをともに活用する仮想アプライアンスの採用に積極的です。Red Hatとヴイエムウェアは、Red Hat Enterprise LinuxとRed Hat Application Stackを認定仮想アプライアンスおよびテンプレートとして提供し、開発者とISVがVMDKベースの仮想アプライアンスとともに開発、配布可能となるよう取り組みを進めてきました」と述べています。
Reflex Securityのセールス担当エクゼクティブ副社長、Bob Darabant(ボブデラバント)氏は、「当社のお客様は、サーバとネットワークの仮想化によって実現されるコスト削減とネットワークセキュリティ維持とのバランスが不可欠であるとの認識を強めています。Reflex VSA IPS認定仮想アプライアンスなら、仮想化ネットワーク内にネットワークセキュリティを容易に組み込み、後々でも重要な保護レイヤーを低コストで追加可能です」と述べています。
SpamTitanの最高経営責任者(CEO)、Ronan Kavanagh(ロナンカバナー)氏は、「SpamTitanでは、仮想アプライアンス製品への移行が当社とお客様双方に大きな恩恵となることが分かりました。仮想ソリューションを開始してからの関心の度合いには大変大きなものがあり、製品のダウンロードは劇的な増加を続けています。VMware Virtual Appliance Certification Programに参加したことを喜んでいます。それによってお客様は、VMware環境において当社製品がいかに機能するかを明確に知ることができ、またこのプログラムからは、仮想アプライアンスの長期的利点に向けたヴイエムウェアのコミットメントが一目瞭然です」と述べています。
Zeus Technologyの最高技術責任者(CTO)、Damian Reeves(ダミアンリーブス)氏は、「ヴイエムウェアは、Virtual Appliance Marketplaceを開始するにあたり、完全に仮想化されたデータセンタ環境の展開と管理を支援するソリューションエコシステムを作り上げるため、際立った役割を果たしています。このプログラムに参加することでZeusは、ヴイエムウェアのお客様の仮想化アプリケーションのパフォーマンスとレジリエンスを向上させる支援が可能であり、お客様が実施するセキュリティ、プロビジョニング、トラフィック管理の自由度を拡大させています」と述べています。
Zimbraの最高経営責任者(CEO)、共同創立者、Satish Dharmaraj(サティシュダルマラージ)氏は、「Homeland Internet など当社のお客様の多くが、Zimbraとヴイエムウェアを展開することで、総所有コスト(TCO)の3分の2の削減を達成しています。当社の仮想アプライアンスはすでに数多くがダウンロードされていますが、VMware Virtual Appliance Marketplaceによって、まだダウンロードされていない企業やサービスプロバイダもZimbra Virtual Applianceの評価と展開がいっそう容易となり、他のソリューションと比較してはるかに優れたメッセージング体験とTCO の大幅な削減を実現していただけます」と述べています。
ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェア社は、業界標準システムの仮想化ソフトウェアのグローバルリーダーとして、本社をカリフォルニア州パルアルトに置き、EMC 社(NYSE: EMC)傘下でビジネスを展開しています。VMware製品は、世界的にビジネスを展開する大企業において採用され、現在のコンピューティング資源を最大限に活用しながら、企業のITを簡素化し、変化するビジネス要求へのより速い対応を実現しています。VMware製品は現在、世界各国で300万人を越えるユーザを持ち、フォーチュン100の99%など、20,000社を超える企業で採用されています。ヴイエムウェア社についての情報は、 www.vmware.com/jp をご覧ください。
* VMware、VMwareロゴはVMware,Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての社名および製品名はそれぞれの企業の商標もしくは登録商標です。