ツルハHD、くすりの福太郎と業務・資本提携で合意
株式会社くすりの福太郎との業務・資本提携に関するお知らせ
当社は、平成18年11月20日、株式会社くすりの福太郎との間で、業務・資本提携を行うことで合意いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.業務・資本提携の主旨
ドラッグストア業界の市場は、お客様の健康と美容に対する意識の一層の高まりとともに、この先さらなる拡大が予想されますが、出店競争の熾烈化や異業態を巻き込んだ価格競争の激化など一段と厳しい環境の中で、より一層の経営力強化を図り、お客様への商品販売価格のより一層の低価格化への挑戦とサービスの質的向上を継続的に行っていくため、提携・再編が加速していくものと思われます。
このような状況のもと、当社グループは、長期ビジョンである「2010年 1,000店舗」というドラックストアのナショナルチェーン構築を目指し、収益性を重視したドミナント戦略による多店舗展開を積極的に推進し、特に北海道・東北・関東地区における競争優位性の確保に努めて参りました。しかしながら、関東地区(首都圏)においては、平成13年に株式会社リバースを子会社化するなど積極的な出店を続けて参りましたが、同業他社との競争優位性を確保しつつあるとは言えず、この地区での事業基盤をより強固なものとすることが当社グループとしての最重要課題となっておりました。
そのような背景の中、このたび千葉・東京・埼玉におけるドミナント出店を続け、同地区で約120店舗を展開する株式会社くすりの福太郎と業務・資本提携を行うことは、当社グループにとって同地区での事業展開を一段とステップアップさせることになり、共にシナジーの発揮できる有効な提携であると判断いたしました。
株式会社くすりの福太郎の店舗展開は、東東京地区から千葉・埼玉を中心基盤とし、関東地区では神奈川県を中心基盤とする当社グループの店舗展開とは優れた相互補完関係にあります。また、同社の調剤部門(単独店22店舗、併設型32店舗)はドラッグストア業界有数の売上高実績を上げております。当社グループは、その運営ノウハウを吸収することによって、関東だけでなく北海道・東北地区においても当社の事業基盤の強化に寄与させることができるものと考えております。
今後とも、当社グループは長期ビジョン「2010年、1,000店舗」の達成へ向けて、経営基盤を一層整備させ、その達成に全力で取り組んで参ります。本提携も、両社それぞれの強みが最大限に発揮される関係を早急に検討し、当ビジョンに寄与できるものとしての関係構築を目指していきたいと考えております。
2.業務提携の内容
(1)商品開発・商品情報の共有化
(2)店舗開発および運営に関する情報の共有化と相互協力
(3)物流体制の共有化を図るための施策の研究と協力
(4)管理部門(システムを含む)の効率化のための相互協力
(5)調剤部門の強化に対する相互協力
(6)人材の採用。社員の研修教育における協力
(7)その他の経営資源の相互活用
3.資本提携の内容
当社が平成18年12月中に株式会社くすりの福太郎の普通株式71,500株(発行済み株式の36.5%)を取得する。
4.役員の就任
当社の代表取締役社長鶴羽樹が株式会社くすりの福太郎の取締役に就任する予定。
5.業務・資本提携の基本合意書締結日
平成18年11月20日
6.株式会社くすりの福太郎の概要
(1)名 称:株式会社くすりの福太郎
(2)主な事業内容:ドラッグストア・調剤薬局等
(3)設立年月日:昭和46年4月23日
(4)本店所在地:千葉県鎌ヶ谷市道野辺本町2-14-3
(5)代表者:小川 久哉
(6)資本金:98百万円
(7)従業員数:1,617名(パート・アルバイト含む)
7.今後の見通し
本業務資本提携による業績への影響については、現段階では軽微の見込みであります。
以 上