ACCESS、ソフトバンクモバイル社向けに「NetFront IMS Client Package」を提供
ソフトバンクモバイル社向けに「NetFront(r) IMS Client Package」を提供
株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)は、ソフトバンクモバイル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長:孫 正義、以下ソフトバンクモバイル)向けに、インターネット閲覧およびメッセージング環境と、音声・映像メディア環境をシームレスに統合する最先端のIMS(IP Multimedia Subsystem)製品である「NetFront IMS Client Package」を提供、11月23日発売予定の「SoftBank 811T」(東芝製)に搭載されました。本ソフトウェアは、現在試験サービス中のプレゼンス機能「ホットステータス」およびプッシュ・トゥ・トーク機能「サークルトーク」に対応しており、今後ソフトバンク携帯電話に順次搭載されていく予定です。
「NetFront IMS Client Package」は、モバイルシステムにおける標準仕様を規定したOMA(Open Mobile Alliance)仕様に基づき、通話制御プロトコルのSIP(Session Initiation Protocol、※注)をベースにしたマルチメディア・コミュニケーションサービスを実現するための製品です。このたび、相手の状況をリアルタイムで確認し、状況に適した通信手段を事前に選ぶ事ができるプレゼンス機能と、発信者が複数の相手に対してトランシーバーのように一斉に音声の発信をすることが可能となるPoC(Push to talk over Cellular)プッシュ・トゥ・トーク機能を使用した新サービスを実現するとともに、OMA標準仕様に準拠した本格的なIMSサービスの導入に貢献しています。なお、本ソフトウェアは、次世代携帯電話向けのソフトウェアセット「NetFront Mobile Client Suite」の一つとしても提供いたします。
ACCESSの代表取締役社長 兼 最高経営責任者、荒川 亨は、「ソフトバンクモバイルとの共同開発契約に基づき、先進のIMSソリューションを提供することができ、大変嬉しく思います。今後も各種ソフトウェアを提供し、ソフトバンクモバイルとともに次世代携帯電話に向けた新しいサービスを実現していきます」と述べています。
「NetFront IMS Client Package」は、ACCESSと沖電気工業株式会社が2005年11月に設立した合弁会社である株式会社OKI ACCESSテクノロジーズとの共同開発製品です。
※注:SIP(Session Initiation Protocol)
VoIPを応用したインターネット電話などで用いられる、通話制御プロトコルの一つ。転送機能や発信者番号通知機能など、同様のプロトコルと比べて公衆電話網に近い機能を備え、接続にかかる時間も短くなっている。また、各端末に割り当てられるアドレス形式が電子メールアドレスの形式に近く、将来的には共通化も可能とされている。(出典「e-Words」)
*ACCESS、NetFrontは、日本国およびその他の国における株式会社ACCESSの商標または登録商標です。
*その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードしています。「NetFront Browser」を始め、Palm OS、ACCESS Linux Platformなど、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジーを提供し、次世代端末の速やかな市場投入を実現可能としています。2001年2月26日には東証マザーズに株式を公開(4813)、アメリカ、アジア、ヨーロッパに全29の子会社を運営し国際展開にも注力しています。
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