四谷メディカルキューブ、腹腔鏡下胆嚢手術適応患者を中心にした胆石症の外来を開始
胆石外来を11月22日から開始
-専門医がこれまでのお話をじっくりうかがったうえで、 手術の適応などを判定-
都市型最先端医療クリニックの医療法人社団 あんしん会 四谷メディカルキューブ(所在地:東京都千代田区二番町7-7、理事長・院長:早川 弘一)は、主として腹腔鏡下胆嚢手術適応患者を中心にした胆石症の外来を2006年11月22日から本格的に開始します。この治療については、当クリニック外科の梅澤 昭子・医師が毎週水曜日の午後、一般外来診療にあたります。
当クリニックが実施する腹腔鏡下胆嚢手術による胆石症の治療では、手術の翌日から数えて2~3日目で退院される方が一般的ですが、ご希望により手術翌日の退院も可能なため、早期に社会復帰する必要のある忙しい方、胆石の痛み、発作の心配から解放されたい方などに適した治療と考えています。
胆石とは、肝臓、胆嚢、胆管にできる結晶で、胆石の場所により、「肝内結石」、「胆嚢結石」、「総胆管結石」という名称がついています。日本の統計によると、「胆嚢結石」が78%と最も多く、次いで「総胆管結石」が21%、「肝内結石」は1.3%となっています。一般的に胆石症というと、最も多い「胆嚢結石症」を指しますが、できる場所により原因や治療方法も異なるため、治療する際には正しい診断の必要があります。
胆嚢結石があるから、必ずしも症状があるわけではなく、胆嚢結石を持っている人の23%は無症状と言われています。また、自覚症状の一番多いのは右季肋部痛ですが、発熱もしばしば認められる症状としてあります。胆嚢結石を持っている人は発熱や腹部の痛みを感じたら、胆石によるものと疑い、医師に相談することをお薦めします。
胆嚢結石の治療法は大別すると、「内科的治療」と「外科的治療」となります。「内科的治療」では「胆石溶解療法」、「体外衝撃波」、「外科的治療」では「胆嚢摘出術」が該当します。このうち、再発率などを考慮した場合、胆嚢結石ができる場所自体を除去してしまう意味から「胆嚢摘出術」が根本的な治療となります。「胆嚢摘出術」には、みぞおちから右わき腹にかけて15~20cm腹部を切開する「開腹による方法」、「腹腔鏡を用いた方法」の2つがあります。
当クリニックでは、基本的に「腹腔鏡を用いた方法」を採用します。「腹腔鏡を用いた方法」とは、腹部を二酸化炭素のガスで膨らませ、腹腔鏡と呼ばれる細長いまっすぐなカメラを腹部に差し込み、腹部の中の様子をテレビモニターに映します。さらに、腹部に3箇所の小さな傷をつけ、モニターを見ながら手術器具を差し入れ、腹部の中でこれまでの開腹手術と同様な手術を行います。この方法の場合、傷は合計4箇所で、0.5~1cm程度の大きさ(1ヵ所は胆嚢を取り出すため、約3cm)です。また、術後、身体を動かしたり、歩行、食事などを開始するまでの時間が開腹手術に比べ早いなどのメリットもあります。
当クリニック胆石外来では手術の適応を判定するまで、じっくり患者の方からお話をうかがい、必要な検査と十分な説明を実施します。
「医療法人社団 あんしん会 四谷メディカルキューブ」胆石外来」の概要は以下のとおりです。
■医療法人社団 あんしん会 四谷メディカルキューブ
所在地:〒102-0084 東京都千代田区二番町7-7
URL:http://www.mcube.jp
電話番号:03-3261-0401
理事長・院長:早川 弘一
診療時間:胆石外来
毎週水曜日13:30~17:00
担当医:梅澤 昭子
■腹腔鏡下胆嚢手術による胆石治療の特徴
・手術に必要な検査が外来で終了している場合は前日入院
・手術経過が順調な場合、手術の次の日から洗面、歩行、食事が可能
・希望により手術の翌日退院も可能(一般的には手術の翌日から数えて2~3日目で退院)
・手術費用は保険適応3割負担で20~25万円
■梅澤 昭子 略歴(*添付資料参照)
※都市型高度先端医療クリニック「四谷メディカルキューブ」について
交通至便の都心に、ハイクオリティのスタッフ・医療機器と高いアメニティを兼ね備えた高機能クリニックです。腹腔鏡、胸腔鏡などを使った"内視鏡外科手術"は手術を受ける方の身体的負担が軽く、社会復帰も早いことから欧米では広く普及しています。しかし、日本ではまだまだ充分とは言えません。
当クリニックでは、最新の内視鏡手術機器を装備し、経験豊かな専門医を配置して普及に努めています。医療を通して、皆様の健康的で安心できる暮らしを追求していくこと。それが「四谷メディカルキューブ」の責任であると考えています。
■一般からのお問合せ先
医療法人社団あんしん会 四谷メディカルキューブ 事務部
広報課 Tel:03-3261-0401 Fax:03-3261-0402