日本ロジテム、ベトナムで新方式による日系自動車メーカーの完成車輸送業務を開始
世界初 コンテナによる「自動車梱包物流」をベトナムで開始
小ロット・多品種の完成自動車輸送を実現
－工場から直接輸送・ダメージ率の低減と輸送コスト削減へ－
日本ロジテム株式会社（本社：東京都港区、社長：中西弘毅、以下日本ロジテム）の連結子会社であるロジテムベトナムＮｏ．２（英名：ＬＯＧＩＴＥＭ ＶＩＥＴＮＡＭ ＣＯＲＰ．ＮＯ．２、社長：斉藤俊介、以下ベトナムＮｏ．２）は、ベトナム国内において、新方式による日系自動車メーカーの完成車輸送業務を開始しました。
株式会社ロッコーエンジニアリング（本社：兵庫県神戸市、社長：大牟田守、以下ロッコー社）製造のコンテナによる完成車輸送で生産工場から直接輸送を実現し、完成車のダメージ率の低減と輸送コストの削減に貢献します。
日本ロジテムグループは、ロッコー社とインドシナ半島６ヵ国（ベトナム・タイ・マレーシア・ラオス・カンボジア・ミャンマー）における独占販売契約を締結し、日系自動車メーカーをはじめとする旺盛な需要にお応えする体制を拡充します。
【開発の背景】
海外自動車生産台数は、世界的な現地生産の拡大により、全地域で前年を上回る状況になっています。特にアジア地域での現地生産は、２００６年４～６月の３ ヶ月間において約１００万台（前年比１２６％ 、日本自動車工業会の統計による） となっており、アジア地域での域内自動車輸送への需要が飛躍的に高まっています。
【開発の目的と導入状況】
ベトナムＮｏ．２は、域内自動車輸送の需要拡大に応えるため、ロッコー社製の「マザーラック」を採用しました。現在、７５台を導入しハノイ～ホーチミン間の完成自動車輸送に利用しており、更に、年内中に１５０台体制とし、「自動車梱包物流」のノウハウを構築しています。
【「マザーラック」の特長】
・４０ｆｔコンテナに普通乗用車３台（Ｍタイプ）、または小型普通乗用車４台（Ｓタイプ）が搭載可能
・輸送実験によりダメージ率の低減が実証済み
・車両保護による梱包材料が不要
【期待される効果】
今回導入する「マザーラック」の拡販により、コンテナ輸送の大幅な積載率向上が期待されます。
日本ロジテムグループは、ベトナムを中心にしたインドシナ半島地区で拡大する域内自動車輸送の供給不足の解消に貢献していくことを目指します。
【業績に与える影響】
当連結子会社の販売売上高について、平成１９年３月期の当社連結に与える影響は、軽微であると考えております。
【日本ロジテム株式会社概要】
設立 ： １９４４年
本社所在地： 東京都港区新橋６－１７－２０ 米田ビル
代表者 ： 代表取締役社長 中西弘毅
資本金 ： ３１億４５百万円
事業内容 ： 貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、倉庫業
【株式会社ロッコーエンジニアリング概要】
設立 ： １９８４年
本社所在地： 兵庫県神戸市中山手通３丁目１１番１０－１１０２
代表者 ： 代表取締役 大牟田守
資本金 ： １，０００万円
事業内容 ： 輸送用（国内、国際）冷凍冷蔵コンテナの製造加工販売
以 上