横河電機、省エネ・コスト削減を支援する「エネルギー原単位管理システム エネライズ」を発売
工場の省エネ・コスト削減を支援する「エネルギー原単位管理システム Enerize(エネライズ)」発売のお知らせ
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:内田 勲)は、「エネルギー原単位管理システム Enerize」を開発、11月29日から販売を開始します。
「Enerize」は、電力や蒸気、冷温水といった工場で使用するエネルギーを生産する際に発生する単位あたりのコスト(エネルギー原単位)をリアルタイムで把握するとともに、エネルギーの消費情報もリアルタイムに収集し、それらの情報を一元管理・分析することで、企業の省エネルギー活動を支援するソフトウェアパッケージです。
当社は、この新製品を11月29日から12月1日までパシフィコ横浜で開催される“製造業環境・エネルギー対策展2006”に出品します。
開発の背景
2005年2月の京都議定書の発効を受けて、産業界では温室効果ガスの排出削減のため、省エネルギー活動を強化しており、工場におけるエネルギーの使用効率の向上が重要な課題になってきています。
従来の工場では、原動力設備で生産・供給されるエネルギーと製造ラインで消費されるエネルギーが別々に月次で管理されているため、消費するエネルギー量に応じたエネルギーの生産を適切に行うことができず、省エネルギーの観点から非効率な状況でした。
このため、エネルギー原単位を月次ではなく時間単位で把握でき、 なおかつ製造ラインや空調設備におけるエネルギーの消費情報をも一元管理し、需給バランスを分析することで、エネルギーの無駄を排除できるシステムが求められるようになってきています。
新製品導入のメリット
● エネルギー効率が向上
1時間ごとのエネルギー原単位を算定し、工場で消費されるエネルギーデータとともに一元管理できます。工場内のエネルギーの生産と消費について、電力や蒸気といった種類ごとの需給バランスを分析することで、工場全体のエネルギー効率の向上が図れます。その結果、エネルギーコストの削減や温室効果ガスの排出削減が可能になります。
【 主な対象ユーザ 】
地域熱供給(地域冷暖房)事業者
電機・電子メーカ、半導体メーカ、自動車メーカ
その他製造業全般など
【 主な用途 】
工場におけるエネルギーの生産と消費状況の分析
工場で生産、消費するエネルギーの一元管理
【 販売目標 】
2007年度 30システム
2008年度 60システム
以上