セイコーエプソンとサミーネットワークスなど、携帯電話からの印刷コンテンツ販売を共同で検討
データ配信システムmuPass(ミューパス)を活用し、エプソンの家庭用プリンタでケータイからの印刷コンテンツ購入が可能に
セイコーエプソン株式会社(本社:長野県諏訪市 代表取締役社長:花岡清二、以下エプソン)とエプソン販売株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:真道昌良)、および株式会社サミーネットワークス(本社:東京都港区 代表取締役社長:大野政昭)の三社は技術提携・事業提携し、セイコーエプソンが開発しエプソン販売が販売するインクジェットプリンタに対して、サミーネットワークスのデータ配信システムmuPass(ミューパス)を使った、携帯電話からの印刷コンテンツ販売の検討を共同で行うことで合意しました。
エプソンの写真印刷技術および多様なプリントデータ技術とサミーネットワークスが開発したmuPass(ミューパス)技術を組み合わせる事により、携帯電話からの印刷コンテンツ販売プラットフォーム構築を目指します。
ユーザーは携帯電話の公式サイトで印刷コンテンツを購入後、muPass(ミューパス)を使ってダウンロードし、携帯電話の高速赤外線通信によりエプソンのインクジェットプリンタに送信し印刷することができます。
これまで、店頭でしか手に入らなかった書籍、出版物、カードなどを自宅に居ながらにして入手する事が可能になります。料金の徴収は携帯電話ユーザーに広く普及しています携帯電話課金にて行われます。
muPass(ミューパス)が持っているインターネット上での著作権管理・保護機能により、違法修正・違法コピーも防ぐなど、著作権者の権利を守った状態でエプソンのインクジェットプリンタに送ります。エプソンのインクジェットプリンタは著作権保護の付いた印刷データからの家庭での高品質印刷を実現します。
この販売プラットフォームを使って、出版には至らない少量の印刷コンテンツの配信、絶版書籍の配信、書籍や雑誌のページ単位、記事単位での切り売りなどを想定しています。今後、出版社、新聞社などと最終的な配信合意に入る予定です。
【 muPass(ミューパス、music & multi data passの略)詳細 】
muPassはサミーネットワークスが2004年12月に発表した携帯電話から赤外線通信を使って他の機器へデータを転送するためのシステム、および、ビジネスモデルであり、DoCoMo、au、Softbankで、公式サイト『muPassサウンド』を展開し、携帯電話課金を行う事が出来る。双方向の赤外線通信を行うことにより、インターネット上で著作権の一元管理を実現させ、JASRAC等の著作権管理楽曲も配信できる。
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