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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2024'11.25.Mon
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2007'05.02.Wed

富士通、携帯機器向け高速256メガビット モバイルFCRAMを発売

携帯機器向け高速256メガビット モバイルFCRAM(R)を新発売
~共通仕様COSMORAM Rev.4に準拠~


 当社は、携帯電話やゲーム機などの携帯機器向けに、擬似SRAMの共通インターフェース仕様COSMORAM Rev.4(注1)に準拠した、容量256メガビット(以下、Mbit)のモバイルFCRAM(注2)「MB82DDS08314A」を開発し、2007年1月上旬より提供を開始します。本製品は、ダブル・データ・レート・バースト(以下、DDRバースト)(注3)機能を搭載し、従来に比べ2倍以上高速にデータの読み書きが可能です。

 本製品により、携帯機器においてより高速なアプリケーション動作が可能になります。


 近年、デジタルカメラや動画配信機能を搭載した携帯機器では、画質の向上やアプリケーションのマルチ動作など、より快適な機能が求められています。最近では、ワンセグ放送に対応した携帯機器も登場し、ますますメモリの大容量化と高速動作が必要になっています。

 このほど開発した「MB82DDS08314A」は、COSMORAM の最新仕様であるRev.4にいち早く対応したモバイルFCRAMです。256Mbitの容量で、最高動作周波数135メガヘルツ、DDRバースト機能により毎秒最大1ギガバイトの高速データ転送が可能で、擬似SRAMとして最高性能のデータ読み出し・書き込み動作を実現しています。また、本製品では、アドレス・データ・マルチプレックス・バス(注4)を採用することで端子数を削減しており、お客様のシステム設計コストを低減します。 

 当社では、携帯機器向け擬似SRAMのパイオニアとして、COSMORAM仕様に準拠したモバイルFCRAMに取り組んできました。今回同時に、従来のCOSMORAM Rev.3に準拠し、メモリ容量を256Mbitに倍増した「MB82DBS08314A」も提供開始し、これまでのインターフェースでアプリケーションを高機能化させたいお客様のご要望にもお応えします。今後も、お客様のアプリケーションに最適なメモリシステムソリューションを開発・製品化し、提供していきます。


■ サンプル価格、および提供開始時期

・製品名          「MB82DDS08314A」
 サンプル価格(税込) 2,000円
 出荷時期        2007年1月上旬
 備考           COSMORAM Rev.4準拠

・製品名          「MB82DBS08314A」
 サンプル価格(税込) 2,000円
 出荷時期        2007年1月上旬
 備考           COSMORAM Rev.3準拠


■ 販売目標
 月産100万個 (2製品それぞれ)


■ 「MB82DDS08314A」の特長

1. 高速データ転送を実現
 DDRバースト機能の採用により、従来のシングル・データ・レート・バースト(以下、SDRバースト)機能品に比べて2倍のデータバンド幅を実現し飛躍的にデータ読み書き性能を向上できます。これにより、高性能携帯機器に必要とされるメモリ性能を十分に満たすことが可能です。

2. 初期アクセスタイムの削減
 ショート・レイテンシ・モード(注5)では、メモリからデータを取得するまでの初期待ち時間を削減し、実効データ転送性能が向上しています。これにより、CPUの待ち時間を大幅に削減し、システム性能の向上に寄与します。


■ 商標について
 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上

■ 注釈

(注1) COSMORAM(Common Specifications for Mobile RAM)Rev.4: 
 COSMORAMは、株式会社東芝、NECエレクトロニクス株式会社、当社の3社による、擬似SRAMのインターフェースの共通仕様。擬似SRAMとは、DRAMのセルを用い、データ記憶保持に必要なリフレッシュ動作をメモリ素子内部で自己管理する機能を持つSRAM互換メモリのこと。今回の製品は、最新の仕様であるRev.4(2006年2月15日に3社で共同発表)に準拠している。

(注2) FCRAM(Fast Cycle Random Access Memory):
 当社独自開発の高速・低消費電力型のメモリ。モバイルFCRAMは、FCRAMコアにSRAMインターフェースを搭載した擬似SRAM。

(注3) DDRバースト:
 2つのクロック信号の立ち上がりに同期してデータの読み出し・書き込みを行う方式。これに対し、1つの信号に同期する従来方式はSDRバースト。

(注4) アドレス・データ・マルチプレックス・バス:
 アドレス端子とデータ端子を共通化したもの。両端子を共通化することにより、端子数の削減が可能となり、ボード設計を容易にする。 

(注5) ショート・レイテンシ・モード:
 読み出し・書き込みデータの初期アクセス時間を短縮できる機能。読み出しの場合、初期アクセス時間を従来の70ナノ秒から45ナノ秒に短縮可能。 


■ 本件に関するお問い合わせ
電子デバイス事業本部 システムメモリ統括部 RAMマーケティング部
電話: 03-5322-3324 (直通)
E-mail: edevice@fujitsu.com

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