NTT-AT、長距離伝送ができる特定小電力10mwの「マルチホップセンサタグ(MHR)」を開発
マルチホップ通信で長距離伝送が可能、
特定小電力10mw出力無線センサネットワークシステム
「マルチホップセンサタグ(MHR)」の販売を開始
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT-AT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:石川 宏 (いしかわ ひろし))は、マルチホップ通信により長距離伝送ができ、温度センサや加速度センサに接続できる、特定小電力10mwの「マルチホップセンサタグ(MHR)」を開発し、2006年12月1日(金)より販売開始します。
NTT-ATでは2005年12月より、物品の持ち出し管理や児童の登下校把握、人や移動体の動線管理、GPSが届かない屋内のナビゲーション等にご利用いただける微弱電波規格のアクティブ型RFID(Radio Frequency Identification)タグシステム「NIRE(にれ)」を販売し、ご好評いただいています。
その一方、環境センシングへの利用や、長距離通信が可能な無線センサネットワークシステムのニーズも高まっています。そこでNTT-ATでは、長距離伝送が可能で、屋外でも使用できる産業用スペックを有し、外部のさまざまなセンサを接続可能な「マルチホップセンサタグ(MHR)」を開発し、販売を開始します。これにより「人・モノ」の状態や周辺環境等をセンサが収集し、センサ間の自律的な情報伝送によってリアルタイムな対応が可能となるセンシングネットワークの構築にご利用できます。また各種センサデータの記録、および周辺のタグのID受信記録を行うデータロガーとしても動作します。
■ マルチホップセンサタグ(MHR:Multi-Hop Radio sensor tag)の特長
・ -40~80℃の屋外での利用可能。
・ 1ホップで約500mの通信可能。最大32ホップのマルチホップにより長距離通信を実現。
・ 温度センサ、三軸加速度センサの内蔵が可能。
・ センサタグは内蔵電池またはACアダプタのいずれでも動作。
・ 送信周期3時間で約1年の電池寿命で動作。
・ リーダ制御するシステムは、OSに制限はなく、専用ドライバも不要。
■ 主な適用(アプリケーション)例
・ 斜面の状態監視システム(崩落/土砂崩れ検知・警報通知)
・ 農業系環境モニタリング(温度、湿度、照度、水位など)
・ 人工構造物などの状態モニタリング(振動、歪、加速度など)
・ パイプライン監視システム(設備の状態監視、テロ対策)
・ 電力送電線監視システム(送電線の温度・振動モニタ)
*関連資料「マルチホップ通信の様子」参照
■ 販売予定価格(税込)
・ タグ(標準:温度センサ付)
52,500円
・ タグ(オプション:温度センサ、加速度センサ付)
60,900円
・ ゲートウェイ
86,100円
* 以下、関連資料「別紙」参照
■ マルチホップセンサタグ(MHR)の主な仕様
■ 構成
■ オプション
<本件についてのお問い合わせ先>
NTTアドバンステクノロジ株式会社
アクセスネットワーク事業本部 RFIDビジネスプロジェクト
TEL:045-826-6067 FAX:045-820-2370