日本オラクル、イベント駆動型アーキテクチャーを実現するミドルウエア・スイートを発表
日本オラクル
イベント駆動型アーキテクチャーを実現するミドルウェア・スイートを発表
~企業の競争力強化を支援する「Oracle EDA Suite」で
ビジネスや市場状況の変化にリアルタイムで対応するシステムを実現~
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅 正明 以下 日本オラクル)は、ビジネス環境で発生する様々な事象(以下 イベント)に基づいてプログラムやサービスを駆動する、イベント駆動型アーキテクチャー(以下 EDA)をベースとしたスイート製品「Oracle Event-Driven Architecture Suite (以下「Oracle EDA Suite」)」を発表いたします。
「Oracle EDA Suite」は、標準技術に準拠した統合型の基盤ソフトウェアです。
本製品により、企業はイベント駆動型アプリケーションの構築、展開、管理が容易にできるため、急激に変化するビジネスや市場の状況にもリアルタイムで対応することが可能になります。
企業の競争力を向上するためには、ビジネス状況の変化に迅速に対応することが必要です。EDAはその解決策の1つとして注目されています。たとえば、EDAを利用することで、企業のサプライチェーンやベンダー管理の最適化、RFIDを使用した在庫管理の最適化を行うことができます。一方、イベントの処理と管理を行う従来のインフラストラクチャには限界があるとともに、複雑で高価なソフトウェア・エンジニアリングが必要とされていました。
「Oracle Fusion Middleware」製品群に属する「Oracle EDA Suite」は、ビジネス・イベントの監視、分析、対応をリアルタイムで可能にするオラクルのミドルウェア・テクノロジーで構成されています。「Oracle SOA Suite」と組み合わせることで、柔軟性と対応力の極めて高いイベント駆動型システムを低価格で実現します。
「Oracle EDA Suite」は、「Oracle Fusion Middleware」のホットプラガブル・アーキテクチャに準じているため、「Oracle Containers for J2EE」をはじめ、BEA WebLogic Server、IBM WebSphere Application Server、JBoss Application Serverなどオラクル以外のアプリケーション・サーバー、さらに「Oracle Advanced Queuing」の他、SonicMQ、Tibco Enterprise JMS、WebSphereMQなどのメッセージ・バスとの相互運用が可能です。
「Oracle EDA Suite」は、以下の製品から構成されています。
・「Oracle Business Activity Monitoring」 - イベントとイベント・パターンを定義、分析します。
・「Oracle Enterprise Service Bus」 -定義に対応して、アプリケーション間でのイベントの最適な配信を行います。
・「Oracle Sensor Edge Server」 - RFIDなどの物理的センサーや自動化機器からのイベントのキャプチャ、フィルタリング、管理を行います。
・「Oracle Enterprise Messaging」 - 設定可能なQoSに基づきイベント・メッセージを確実に配信します。
・「Oracle Business Rules」 - 高性能なルール・エンジンにより、イベントの最適な配信をさらに柔軟に行います。
「Oracle EDA Suite」に関する詳細は、
http://www.oracle.co.jp/technologies/soa/events.html をご覧ください。
● 価格と出荷時期
「Oracle Event-Driven Architecture Suite」
価格:¥7,500,000(税抜き)/ Processor*
出荷日:2007年1月9日
*Processor:ハードウェアの仕様(CPU数)に応じて価格設定をするライセンスです。
■「Oracle Fusion Middleware」について
「Oracle Fusion Middleware」は、データベースと業務アプリケーションを一つに融合させるオラクルの包括的なミドルウェア製品群です。SOAに準拠した標準かつオープンな技術を用い、ビジネスの変化への俊敏な対応、意思決定のリアルタイム化、セキュリティという三つの課題を解決することを可能にします。
● 日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1,530 名(2006年5月末現在)。
* Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。