矢野経済研究所、2006年版SNSに関する調査結果を発表
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に関する調査結果 2006年版
【 調査要綱 】
矢野経済研究所では次の調査要綱にてSNS市場の調査を行った。
1.調査対象:SNS事業者(15社15サービス)およびインターネットユーザー(9,895名)、SNS利用者(600名)
2.調査期間:2006年8月~2006年11月
3.調査方法:弊社専門研究員による直接面接取材を基本とし、電話によるヒアリング取材、webアンケート調査を併用
【 調査結果サマリー 】
●SNS市場は発展途上も急拡大中。2006年度は60億円を超える見込。
・ SNSの総市場規模は、2004年度1億7,000万円、2005年度13億7,000万円(対前年度比805.9%)と推計。2006年度は広告収益を意図的に抑えている大手サービスが存在するなど、未だ本格化しているとは言えないが、更なる市場規模拡大が見込まれ、60億2,000万円(対前年度比439.4%)に達すると推計。
●広告収益主体の状況は今後も変化がないが、2007年度以降変化の可能性も。
・ 市場規模に占める広告収益以外の比率は、2004年度11.8%、2005年度14.6%と拡大基調で推移していると見られる。2006年度見込に関しては、大手事業者の広告収益の拡大が見込まれるため、横ばいの14.5%と推計した。
・ 2007年度以降は、オプション会員売上やデジタルアイテム売上の拡大に加え、オークションサービスのSNS内取り込みにより、市場規模の3割を超える比率で推移すると予想される。
●広告売上が牽引し、2007年度以降も市場は大幅に拡大。2009年度には550億円市場に成長。
・ 広告売上は、2006年度51億5,000万円、2007年度125億7,000万円、2008年度258億5,000万円と2008年度まで倍増以上のペースで拡大し、2009年度には377億3,000万円に達すると予測した。
・ 広告売上以外については、SNS内のオークションサービスの開始やオプション会員売上、デジタルアイテム売上の拡大を見込み、2007年度61億4,000万円、2008年度116億8,000万円、2009年度177億1,000万円で推移すると予測した。
・ 総市場規模は広告売上が牽引し、2009年度には554億4,000万円に達すると予測される。
●資料体裁
資料名:「2006年版 SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)市場の実態と今後の展望」
発刊日2006年11月25日 A4判488頁 定 価126,000円(消費税込)
○株式会社矢野経済研究所
所在地:東京都中野区本町2-46-2
代表取締役社長:水越 孝
設 立:1958年3月
年間レポート発刊:約250タイトル
URL:http://www.yano.co.jp/
(※ 以下、詳細は添付資料を参照してください。)