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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.25.Mon
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2007'05.04.Fri

JFEスチールなど、ヒートアイランド現象抑止の共同研究を開始

ヒートアイランド現象抑止の共同研究を開始
~屋上向け保水性ブロックの性能を確認~  


 JFEスチールと川崎市公害研究所は、ヒートアイランド現象(注1)抑止に向けての共同研究をスタートしました。

 この度、JFEスチールは、ビル屋上等の温度低減を目的に、保水性ブロック「ルーフクール」を試作いたしました。鉄鋼副産物(注2)を原材料とした保水材を、透水性ブロックに含浸させたものです。JFE「京浜ビル」(川崎市川崎区)の屋上にて、温度低減効果の実証試験を行い、JFE技研と川崎市公害研究所が共同で分析・評価を実施いたしました。得られました結果は以下の通りです。


1.保水性ブロックの表面は、屋上表面に比べて、最大で16℃、温度低減されることを確認。 
2.芝生ブロックの表面に比べて、同等もしくはそれ以上の温度低減効果があることを確認。 
3.保水性ブロックと散水を組み合わせることで、表面温度の低減効果を維持できることを確認。 

 今後、保水性ブロックの性能向上を図るとともに、川崎市公害研究所が推進中のヒートアイランド実態調査結果を踏まえ、JFEと川崎市との共同研究を推進してまいります。また、国立環境研究所とも連携して、ヒートアイランド現象の分析やシミュレーション解析などを行ってまいります。

 なお、JFEスチールでは、鉄鋼副産物を用いたヒートアイランド現象抑止舗装用保水材「ロードクール」(注3)を開発、昨年の夏より本格的に販売を開始し、全国各地で採用頂いております。今回、試作した「ルーフクール」は、「ロードクール」とあわせて、都市のヒートアイランド現象の抑止に寄与するものです。


(注1)ヒートアイランド現象: 
 都市部での気温が郊外に比べて高くなる現象。「熱帯夜化による健康への影響」、「冷房エネルギー消費の増大」を引き起こし、「短時間に記録的な雨量を伴う夕立への関連性」が指摘されるなど、深刻な社会問題となりつつある。
 主な要因は、1)人工物・舗装面の増加や緑地・水面の減少による、輻射熱の増大や地表面からの水分蒸発量の減少、2)人工排熱量の増加、など。現在様々な対策が立案・実行されているが、「保水性舗装」の導入や「屋上のクール化」は、ヒートアイランド現象抑止対策として期待されている。 

(注2)鉄鋼副産物: 
 ルーフクールに使用される保水材の原料となる鉄鋼副産物は、高炉で銑鉄を製造する際に生成する、石灰石、シリカ、アルミナ等を主成分とする天然岩石に類似した無機材料であり、セメント原料、コンクリート用骨材等に利用されている。 

(注3)保水性舗装: 
 舗装体の中に水をため、日中、舗装体が太陽によって加熱されると、保持されている水が蒸発し、気化熱で路面の温度を下げる、「打ち水」の原理を応用した舗装。これまで川などに流出されてしまっていた雨水を舗装体の中に保持し、それを大気に循環させる、失われた「土」の機能を持つ環境にやさしい舗装技術。 


以 上 

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