ネットマークス、テレビ向けVOD開始など映像配信サービス事業を本格展開
ネットマークス、映像配信サービス事業を本格化
~新方式を利用したテレビ電話機能付きVODサービスを提供~
株式会社ネットマークス(本社:東京都港区、代表取締役社長:大橋 純、以下、ネットマークス)は、映像配信サービス事業を積極的に展開いたします。
高圧縮映像符号化技術H.264方式*1によるテレビ向けのオンデマンド型ビデオ配信(以下VOD:ビデオオンデマンド)サービスを2006年12月より開始するのに加え、2007年3月からは、同方式によるテレビ向けVODとテレビ電話を組み合わせたサービスの提供を開始いたします。
今回、ネットマークスが新たに提供するサービスは、既設のテレビモニタを利用してVODとテレビ電話(最大4地点)を実現するもので、利用者の各部屋に両機能を搭載した1台のSTB*2(セットトップボックス)を設置、データセンターで運用管理する各種サーバと接続します。高品位な映像配信が可能となるH.264方式によるVODとテレビ電話のマルチサービスは、国内では初めてとなります。
利用者は任意の映像コンテンツなどを好きな時間に視聴できるVODシステムと4地点までの同時通話が可能なテレビ電話を安価に導入でき、テレビならではの優れた操作性と対面による安心感でさまざまな学習、カウンセリング、販売・購買、コミュニティサービスなどの享受が可能となります。
本サービスに利用するSTB等のシステム開発パートナーとしては、テレビ電話で豊富な実績を誇る日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:矢野 薫)、また市場開発パートナーとしては、ユニークなビジネスモデルで定評のあるISP事業者の株式会社ベンディアム(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:倉住 強一郎)との協業を進めており、2007年3月のサービス開始に先駆けて、2006年12月5日から東京ビッグサイトで開催される「第12回賃貸住宅フェアin東京」におけるベンディアム社ブースにてデモストレーションを実施する予定です。
ネットマークスでは、2007年度、本サービスの提供を中心とした映像配信サービス事業において10億円の売上げを見込んでおります。
ネットマークスでは、2005年10月からホテルやレジャー施設、寮やマンションなどを対象としたVODシステムの提供を、開始しております。また、2006年5月からは、ISP各社との協業などを通じて、ISP顧客施設へのVOD型映像配信サービスとしても提供を開始しており、STBを利用したテレビ向けサービスでは、現在、株式会社ウィークリーマンション東京(本社:東京都港区、代表取締役社長:生田 裕)の各施設をはじめ約4,000室にサービスを提供中です。
以上
*記載されている会社名及び製品名等は、各社の商標または登録商標です。
*上記価格、出荷(サービス)開始時期については予告なく変更する場合があります。
*1【H.264方式】
動画データの圧縮符号化方式の規格で、ITU(国際電気通信連合)によって策定され、2003年5月に勧告された。従来規格のMPEG2方式と比較して2倍以上の圧縮効率を実現するといわれている。
*2【STB(Set-Top Box) セットトップボックス】
テレビに接続して、ケーブルTV番組の受信やインターネットアクセス、通信カラオケなどの機能を拡張する端末装置の総称。一般に家庭用テレビの上に置いて使うことを想定していることからこう呼ばれている。