富士通、携帯電話で参加できるWebビデオ会議システム「JoinMeeting V3」を販売
Webビデオ会議システム「JoinMeeting V3」販売開始
~ 国内初! 携帯電話で、いつでもどこでもビデオ会議・研修会への参加を実現 ~
当社は、国内で初めて携帯電話での会議参加を実現したWebビデオ会議システム「JoinMeeting(ジョインミーティング) V3」を、本日より販売開始します。
本製品は、インターネットやイントラネットを介して、国内外の取引先間や社内での会議はもとより、企業内教育や大学のe-learningなどに利用されているWebビデオ会議システム「JoinMeeting」の新バージョンです。
今回、パソコンに加え、携帯電話からの利用も可能にしたことで、外出先や家庭などからも時間と場所の制約を受けることなく、手軽にビデオ会議や講義に参加することができます。
また、会議の模様や研修会の内容を簡単にWebコンテンツにする機能を新たに搭載しています。主催者側がインターネット・イントラネット上にこれらのコンテンツを掲載することで、検索エンジンを利用して会議情報や研修内容などの閲覧が可能になります。これにより、企業や教育機関におけるノウハウの蓄積と、Web上でのオープンな情報共有、コミュニケーションの活性化に貢献します。
「JoinMeeting」は、グローバルIPアドレス、NAT(注1)、ファイアーウォールなどネットワークの制約を受けることなく、セキュリティを維持しながら、多地点から最大500人規模で利用することができ、オフィスでの会議・研修会や遠隔講義などで広く利用されています。
しかし、これまでは使用機器がパソコンに限られていたため、常時携帯が難しく、またオフィス外へ持ち出すには情報漏洩のリスクがありました。加えて、災害時などには緊急の連絡・指令を行うため、より小型で手軽な端末が必要なことからも、携帯電話での利用が求められていました。さらに、会議や講義内容の公開・二次利用に手間がかかるという課題もありました。
今般、上記をふまえ、当社は「JoinMeeting V3」を販売開始します。本製品は、国内で初めて携帯電話を使った、多地点での双方向通話が可能なWebビデオ会議システムです。また、録画ファイルを、XML形式(注2)で、インターネット・イントラネット上に簡単に公開でき、必要な情報を、日時・参加者氏名・テキストチャット・利用者資料などのキーワードで検索することができます。
これにより、いつでもどこでも会議や研修会、遠隔講義へ参加できるほか、災害など緊急時における作業指示や、商品開発会議などで現場担当者や一般消費者からの生の声を活かすことも可能になります。また、企業や教育機関におけるノウハウや講義録の蓄積と、Web検索による再利用が可能となるため、オープンな情報共有、コミュニケーションの活性化に貢献します。
本製品は、ビデオ会議システムを使いやすく、よりオープンにすることで利用シーンを広げ、インターネットを経由したセミナー(ウェビナー)などユーザー参加型のコミュニケーションを活性化するものであり、次世代のインターネットとして注目を集めているWeb2.0(注3)への応用も期待されます。
【 本製品の特長 】
1.国内初!双方向で500人規模の多地点ビデオ会議を携帯電話からも利用可能
従来の携帯電話を利用した多地点Webビデオ会議システムでは、同時接続数が制限されたり、双方向の発言ができないなどの制約がありました。本製品は、国内で初めて携帯電話からも参加でき、同時に最大18人まで発言可能な500人規模(1サーバあたり)のビデオ会議システムです。携帯電話からの利用が可能になったことで、緊急時の会議を開催したり、外出先から手軽に会議に参加することができます。
なお、当初利用できる携帯電話はWILLCOM社「W-ZERO3」で、順次、他キャリアの携帯電話への対応を予定しています。
2.国内初!録画ファイルを簡単な操作でXMLファイル化して公開
従来のWebビデオ会議システムでは、会議や講義の内容を映像ファイルとして録画しており、動画やキーワードを編集する手間が必要でした。今回、国内で初めて簡単な操作でXMLファイル化し、インターネット・イントラネット上に掲載することが可能になりました。
これにより、Google、Yahoo!や社内の検索エンジンから、日時、参加者の氏名、テキストチャット、利用資料などのキーワードで、会議や講義内容のファイルを探し出すことが容易に利用できます。
【 販売価格、および出荷時期 】
(※ 関連資料を参照してください。)
【 販売目標 】
今後3年間で500社
【 商標について 】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
[注釈]
注1 NAT:Network Address Translation。社内で利用するローカルIPアドレスと、インターネットアクセスで利用するグローバルIPアドレスを、相互に変換して、透過的にアクセスできるようにする技術。
注2 XML形式:Extensible Markup Language形式。Web関連技術の標準化団体であるW3C(World Wide Web Consortium)において標準化された拡張可能なマーク付け言語。
注3 Web2.0:次世代のインターネットやインターネットサービスの総称。明確な定義はなく、コンテンツから仕様、サービスまで幅広い。
[関連リンク]
・JoinMeeting紹介サイト
http://fenics.fujitsu.com/outsourcingservice/joinmeeting/