サイネックス、中小事業者向けCMSサービスを本格的に展開開始
中小事業者向けCMSサービスの本格的な展開を開始
―― 情報発信と取得のバリアフリーをコンセプトに開発 ――
株式会社サイネックス(本社:大阪市 代表取締役社長:村田吉優)は、株式会社コミュニケーションデザインシステムズ(本社:東京都 代表取締役:保津章一)との間で共同開発を進めていた「業態別CMS(※)(ホームページ作成システム・企業内情報管理システム)」の開発完了に伴い、12月より本格的な販売活動を開始いたします。
今般リリースするものは、医療機関に特化したCMSで、本システムをベースに、来年より汎用版の製品を投入し、以降、各種業態別のCMSをリリースしてまいります。
(※)CMS
Contents Management Systemの略。テキストや画像、レイアウト情報などのデジタル・コンテンツを収集・登録して一元的に管理して、ウェブサイトを構築したり編集する仕組み、またはそれらを行うソフトウェアの総称。
【 背景及び主旨 】
インターネット及び携帯電話があまねく普及し、あらゆる情報がインターネットや携帯電話で「検索」される環境になっているものの、中小事業者には、そのような環境に的確に対応し、恒常的に情報発信することはまだハードルが高いのが実情です。
当社グループは、印刷物による紙媒体広告で得た顧客(約50万件の全国各地の事業者)を基軸に、インターネットを活用したウェブ広告、及びその両媒体のメディアミックスによる情報発信・プロモーションサービスを全国の中小事業者主体に提供してまいりました。
このような事業特性上、中小事業者にとってITを活用した情報発信は、依然、難易度が高いことを熟知しており、今般リリースしたCMSは「情報発信のバリアフリー」をコンセプトとして開発し、真に容易なシステムとして仕上げたものです。これにより、ITプラットフォームとして位置づく総合的なサービス(サイト構築、プロモーション、情報管理)が可能となり、まさに中小事業者を活性化させる一助を担うものとなります。
医療機関向けCMSを最初にリリースした理由は、50音別電話帳『テレパル50』などの既存媒体で、医療機関約4万件を顧客として持つという実績と、インターネット上には医療機関の情報が少ないため、一般利用者がインターネット検索で医療機関情報を探しにくいという情報の希薄状態を改善すること、及び時を同じくして、ナンバーワンポータルサイトである『Yahoo! JAPAN』の新サービスとして『Yahoo! ヘルスケア』が11月初旬にリリースされたことなど、経営戦略上もっとも効果的で、かつ社会貢献度の高い業種であるとの判断によるものです。
【 目的・サービス内容 】
このCMSは、IT化が遅れている中小事業者に対して、企業のホームページをはじめとする対外的なコミュニケーションと、メール、メーリングリストやグループウェア(来年初春開始予定)などの社内コミュニケーションの、内外両方の機能をウィザードに従って入力していくだけで、自動的に設定・編集するサービスを提供するものです。
これまで、ホームページの更新・管理やメール・グループウェアの設定等は、外部の業者に委ねるケースがほとんどでしたが、このサービスによって自社のコミュニケーションの管理を自社で行うことが可能となります。これは情報更新のコストや時間だけでなく、企業の情報管理上も重要なテーマです。
また、「業態が異なるとコミュニケーションも異なる」という発想から、業態別の内外コミュニケーションに特化した「業態別サービス」という形でサービスを提供して参ります。
さらに、ホームページ作成を入り口に、ホームページデザインや新しいホームページ、メールアドレス等に連動して、名刺や封筒などのデザインから印刷まで提供する予定で、これはITだけでなく、当社グループの印刷ノウハウを活かしてリアルなコミュニケーションツールも同時に提供し、「中小事業者の対外・対内コミュニケーションとデジタル・リアルのコミュニケーションをワンストップで提供する」ことを目的にしております。
これにより、中小事業者の必要かつ十分なコミュニケーションのレベルの底上げを可能とし、社外(取引先・潜在顧客)と社内(社員・潜在社員)向けの情報発信力を総合的にアップさせることが実現されます。
ホームページは、文字情報等のデータとCSSテンプレートによるデザインが分離した「WEB標準」に準拠しており、これによってホームページのデザインが瞬時に切り替えられるデザイン上のメリットだけではなく、検索エンジンに読まれやすいホームページ、いわゆるSEO(検索エンジン最適化)にも寄与する構造になっております。
WEB標準に対応する事により、携帯電話やTV、音声ブラウザ等、あらゆる媒体に対して情報を的確に発信できる「情報のバリアフリー化」も実現しております。
技術的にはAjaxでシステムを構築していますので、WEBブラウザの操作のみで、ホームページ作成やデータ更新が可能となっており、データは常にサーバ側にあるため、セキュリティ上でも利点があります。
同時に携帯電話サイトも3キャリア向けのホームページが自動生成され、特に中小事業者においては、携帯電話の方がホームページとして利用されるケースが多くなる事も想定しております。
また、ASPである事を活かして「永遠のベータ」として、常に機能の拡張や改善、ユーザーインターフェースの改良などを永続的に提供していく点も本サービスの特長です。
業態別に、顧客の要望や成功事例を機能として順次取り込んで行く事で、結果的には中小事業者に特化した「業態別業務管理ソフト」になる事を目指しています。
【 今期の業績に与える影響 】
今期の業績に与える影響につきましては、判明次第速やかにお知らせいたします。
【 株式会社サイネックス 】
設 立:昭和41年2月25日
資本金:7億5,000万円
代表者:代表取締役社長 村田吉優
所在地:大阪市央区瓦屋町3丁目6番13号
ホームページ:http://www.scinex.co.jp
【 株式会社コミュニケーションデザインシステムズ 】
設 立:平成16年7月16日
資本金:7,500万円
代表者:代表取締役 保津章一
所在地:東京都中央区銀座4丁目13番8-701号 レキシントンスクエア銀座
ホームページ:http://www.cdsinc.co.jp