武田薬品、消化性潰瘍治療薬「タケプロン静注用30mg」を発売
消化性潰瘍治療薬「タケプロン(R)静注用30mg」の新発売について
当社は、12月7日、消化性潰瘍治療薬「タケプロン(R)」(一般名:ランソプラゾール)の新剤型「タケプロン(R)静注用30mg」を新発売いたします。
本剤は、当社が創製したプロトンポンプインヒビター「タケプロン(R)」の注射用製剤です。経口投与が不可能な患者さんにおける出血を伴う胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性ストレス潰瘍および急性胃粘膜病変に対して、1日2回投与で速やかな止血効果が確認されています。
当社の専務取締役 医薬営業本部長 山岡眞は、「優れた酸分泌抑制作用を有し、幅広い効能とOD(口腔内崩壊)錠やヘリコバクター・ピロリ除菌用の他剤との組み合わせ製剤を持つタケプロン(R)に、新たに注射用製剤が加わったことにより、さらに多くの消化性潰瘍患者さんの治療に役立つことを期待しています」と述べています。
<タケプロン(R)静注用30mgの概要>
販売名
タケプロン(R)静注用30mg
効能・効果
経口投与不可能な下記の疾患
出血を伴う胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性ストレス潰瘍及び急性胃粘膜病変
用法・用量
通常、成人には、ランソプラゾールとして1回30mgを、日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液に混合して1日2回点滴静注する、或いは日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液20mlに溶解して1日2回緩徐に静脈注射する。
[用法・用量に関連する使用上の注意]
1.本剤は投与開始から3日間までの成績で高い止血効果が認められているので、内服可能となった後は経口投与に切りかえ、漫然と投与しないこと。
2.国内臨床試験において、本剤の7日間を超える使用経験はない。
製造承認取得日
2006年10月20日(金)
薬価基準(税込み)
634.00円(薬価収載日:2006年12月1日(金))
新発売日
2006年12月7日(木)
以上