リニアテクノロジー、デュアル電流モードPWM降圧DC/DCコンバーターを発売
リニアテクノロジー、新製品「LT3501」を販売開始
TSSOP-20Eパッケージで3A/チャネルを供給する1.5MHz、
25Vデュアル降圧DC/DCコンバータ
2006年12月7日-リニアテクノロジーは、リニアテクノロジーは、20ピンTSSOP-20Eパッケージに2個の3.5Aパワースイッチを内蔵するデュアル電流モードPWM降圧DC/DCコンバータ「LT3501」の販売を開始しました。LT3501EFEは、熱特性が改善されたTSSOP-20パッケージで供給されます。また、「I」グレード温度バージョンのLT3501IFEもあります。1,000個時の参考単価は、LT3501EFEが426円(税込み)から、LT3501IFEが512円(同)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
各チャネルは、最大88%の効率で最大3Aの出力電流を連続供給可能です。
各チャネルに入力電圧ピン、帰還ピン、ソフトスタート・ピン、パワーグッド・ピンを個別に装備しているので、複雑な電源トラッキングおよびシーケンス要件を簡素化します。入力電圧範囲が3.3V~25Vと広いので、5Vおよび12Vレール、非安定化ACアダプタ・トランス、鉛蓄電池、分配型電源などの種々の電源を安定化するのに最適です。また、スイッチング周波数を250kHz~1.5MHzの範囲でプログラム可能なので、効率と外付け部品サイズ間の最適化が可能です。
LT3501のコンバータはどちらも外部クロック入力または内部発振器に同期します。
また、チャネル間で位相を180°ずらした関係を維持するので、電圧リップルと入力コンデンサのサイズを低減します。0.80Vの内部リファレンスにより、最新世代の低電圧DSPやマイクロコントローラに電力供給するために必要な、サブ1V出力電圧が可能です。個別、順次、比例または絶対トラッキングを出力間で容易に実現します。低損失の内部スイッチによって95%に達するデューティサイクルを可能にすると同時に、サイクルごとの電流制限によって出力短絡からデバイスを保護します。低電流(<10μA)シャットダウンにより、バッテリ駆動システムの動作時間を延ばします。
■LT3501の特長
・広い入力電圧範囲:3.3V~25V
・3A出力が可能な2個のスイッチング・レギュレータ
・各レギュレータに個別の電源を供給
・調整可能/同期可能な固定周波数動作:250kHz~1.5MHz
・逆位相スイッチング
・出力を並列接続可能
・出力間の個別、順次、比例または絶対トラッキング
・独立したソフトスタート・ピンとパワーグッド・ピン
・強化された短絡保護機能
・低損失:最大95%のデューティサイクル
・低いシャットダウン電流:<10μA
・露出リードフレーム付き20ピンTSSOPパッケージ
以 上