JDC信託、クレファスが保有するロボットキャラクターの著作権管理信託を開始
JDC信託、ロボット科学教育が保有する著作権の管理信託を開始
~わが国初、ロボットキャラクターに関する著作権を信託設定~
ジャパン・デジタル・コンテンツ信託株式会社(以下 JDC信託、本社:東京都港区、社長:土井宏文)と、株式会社ロボット科学教育(以下 Crefus(クレファス)、本社:神奈川県横浜市青葉区、社長:鴨志田英樹)は、Crefusが保有するロボットキャラクター「Filio(フィリオ)」(以下「Filio」)に関する著作権をJDC信託に信託設定することで合意いたしました。
ロボットキャラクターに関する著作権の信託はわが国初であり、JDC信託は、「Filio」がロボットキャラクターとして今後、広く認識されるように、書籍やアニメ、玩具その他の商品化を含む二次的な事業展開について、資金調達面など多面的に支援してまいります。キャラクターに関する著作権は通常、アニメや映画、絵本、マンガなどの作品中の登場人物として位置づけられているため、作品の著作権が信託されても、キャラクター自体の著作権が信託される例は今までありませんでした。そうした意味で今回の事例は画期的であり、作品を離れて独自の価値を持つキャラクターの著作権信託は、今後の知的財産権信託の新たな活用法を切り開くきっかけになると考えております。
Crefusは、これまでの画一的な詰め込み式の学習方式とは一線を画した教育方針を掲げており、オリジナリティの高い教育カリキュラムを取り入れている学習教室です。ロボット製作を通じて科学を学ぶ子供向けの教室を全国規模で展開・運営しており(平成18年12月1日現在全国79校)、「Filio」は同教室のイメージキャラクターとして多くの子供たちに親しまれ、また同教室のロボット教材としても利用されています。
またCrefusは、ブルネイダルサラーム国(以下ブルネイ)との科学技術人材育成プロジェクトへも参画しており、ロボット製作を通じた日本とブルネイとの人材育成や交流、相互理解のための活動にも注力しています。
JDC信託は、「Filio」に関する信託著作権の管理や二次利用展開を進めながら、キャラクター著作権の管理・運用ノウハウを蓄積し、これらを基盤とした知的財産権信託の受託を順次拡大させていく方針です。
なお、本案件につきましては、信託報酬として信託財産総額の数パーセントを収益として期待しておりますが、当期の業績への影響は軽微でありかつ織り込み済みであるため、平成19年3月通期の業績予想値についての変更はありません。
以上
[ 株式会社ロボット科学教育の概要 ]
所在地 :神奈川県川崎市麻生区上麻生1-3-4 WAKAビル4階
設 立 :平成15年6月24日
資本金 :3千万円(平成18年12月1日現在)
URL :http://www.crefus.com/index.html
事業内容:子供や幼児を対象とした科学教室などの運営およびフランチャイズチェーンビジネスの展開
科学教育イベントの企画および運営
科学教育プログラム、カリキュラム、テキスト、マニュアルの開発および作成など