米シマンテックとオラクル、共同で設計を行う技術契約の更新を発表
シマンテックとオラクル、共同で設計を行う技術契約を更新
Oracle RACとVeritas Storage Foundation for Oracle RACに関する
取り組みを通じて、両製品に共通する顧客にメリットを提供
シマンテック コーポレーション(Nasdaq: SYMC、以下、シマンテック)は本日、新しいOracle RACリリースに伴い、Veritas Storage Foundation for Oracle RACの認定を提供するための、新しい相互運用に関する契約をオラクルと締結したと発表しました。本契約は、IBM AIX、HP-UX、Sun Solaris上で稼動するVeritas Storage Foundation for Oracle RACに関する共同での設計の取り組みを定めるものです。
Veritas Storage Foundation for Oracle RACは、アベイラビリティ(可用性)の高いOracle RACデータベースを提供および管理するための、実績あるソリューションです。今回の契約によってシマンテックは、Oracle RAC Programに参加する、唯一のソフトウェアプラットフォームパートナーになりました。Veritas Storage Foundation for Oracle RACの認定は、オラクルの製品リリースのプロセスの一環であり、Oracle RACのすべての新リリースと同時にサポートされます。Veritas Storage Foundation for Oracle RACには、市場をリードするVeritas ClusterServerおよびVeritas Storage Foundationの技術が含まれ、データセンター全体を共通のインフラストラクチャ上で標準化が可能なほか、エンタープライズ データセンターに付随するコストと複雑さを低減します。
シマンテックのStorage Foundationグループのシニアバイスプレジデントであるロブ ソダベリー(Rob Soderbery)は次のように述べています。「Veritas Storage Foundation for Oracle RACは、Oracle RACをサポートする業界唯一のマルチプラットフォームに対応したクラスタファイルシステムであり、シマンテックとオラクルのお客さまはストレージの使用率と運用効率を高め、絶えず変化するビジネス上のニーズに応じてデータをいち早く移動し、重要なデータとアプリケーションを保護することが可能です。より拡張された今回の契約は、Oracle RACを採用する企業が最高レベルのパフォーマンスとアップタイムを維持できるように、ストレージ管理技術とハイアベイラビリティ技術を通じて支援するというシマンテックの変わらないコミットメントをあらためて証明するものです」。
シマンテックとオラクルは、各種UNIXプラットフォーム上で実行されるVeritas Storage Foundation for Oracle RACの認定のための取り組みを続けており、最近では同ソリューションが複数のプラットフォームにおいてOracle 10gR2対応の認定を受けました。本日発表の技術契約では、Oracle 10gとOracle RAC 11gの両方が対象となります。シマンテックは、オラクルにエンジニアとシステムを提供し、オラクルのリリースサイクルの一環として、テストと認定を実施していきます。
また、今回のUNIX技術契約の更新にあたり、シマンテックは、VeritasVolume Manager(VxVM)とCluster Volume Manager (CVM)を介してオラクルのAutomatic Storage Management(ASM)をサポートします(AIX、HP-UX、Solaris上のOracle RAC)。これにより、Oracle RACは、Veritas Storage Foundation for Oracle RACの備えるDynamic Multipathing機能を最大限に引き出すことが可能になります。Dynamic Multipathingとは、利用可能なすべてのパスでI/Oアクティビティの負荷を分散することでパフォーマンスを最大限に高め、外部のマルチパスソフトウェアを不要にし、TCO(総所有コスト)を削減する技術です。
シマンテックはまた、Veritas Storage Foundation for Oracle RAC向けのOracle Enterprise Manager(OEM)グリッドコントロールプラグインの開発も進めます。このプラグインは、データベース管理者にVeritas Storage Foundation for Oracle RACへのビューをもたらし、データベースファイル、コントロールファイル、REDOログ、テーブルスペースの割り当てをハイライトするほか、マウントポイント、マウントプロパティ、ボリューム利用の把握、さらにはボリュームの詳細プロパティ情報のビューなどを実現します。
Veritas Storage Foundation for Oracle RACは、シマンテックの業界をリードするVeritas Storage Foundation、Veritas Cluster File System、Veritas Cluster Serverを統合したものであり、Oracle RACとも緊密に統合され、信頼性が高く使いやすいストレージおよびクラスタ管理ソリューションを提供します。また、すべてのストレージ管理タスクに単一の管理ビューを提供するため、サーバーやストレージハードウェアとは独立して、インストール、コンフィギュレーション、管理、タスク実行を集中的に行うことが可能です。
以上
■シマンテックについて
シマンテックは、個人および企業ユーザーに、情報のセキュリティ、アベイラビリティ、および完全性を実現するためのソリューションを提供する世界的リーダー企業です。カリフォルニア州クパティーノに本社を置き、世界40カ国以上に拠点があります。詳細は www.symantec.com をご覧下さい。
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*その他製品名などはそれぞれ各社の登録商標または商標です。