リニアテクノロジー、最大3000:1の調光が可能な3チャネルLEDバラスタを発売
リニアテクノロジー、新製品「LT3003」を販売開始
最大24個のLED向けに3000:1の調光が可能な3チャネルLEDバラスタ
2006年12月14日-リニアテクノロジーは、3%精度の電流整合で3本の独立したLEDストリングをドライブして均一なLED輝度を達成するLEDバラスタ「LT3003」の販売を開始しました。LT3003EMSEは熱特性が改善された10ピンMSOPパッケージで供給され、1,000個時の参考単価は140円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LT3003は、8個のLEDから成る3本のストリングの形をとる最大24個のLEDをそれぞれ350mAでドライブ可能なので、様々なTFT-LCDやヘッドアップ・ディスプレイ・アプリケーションのバックライトに最適です。LT3003は昇圧モード、降圧モード、昇降圧モードで動作するので、多くのLEDアプリケーションでの動作が可能です。
入力電圧範囲が3V~40Vと広く、ほとんどのLEDアプリケーションに対応できます。
True Color PWM(TM)調光により、外付けのレベルシフト回路を使用せずにあらゆるモードでPWMピンのロジックレベル信号を使用して最大3000:1の調光比を達成できます。LT3003はMSOP-10パッケージで供給され、非常に小型で高精度のLEDバラスト・ソリューションを実現します。
LT3003のLEDバラスト設計は、工場でのコストのかかる調整を必要とする外付けバラスト抵抗を使用して3つの独立したチャネルをドライブする従来の手法よりも優れています。LT3003により、SEPICの昇降圧ソリューションのみに限定するのではなく、LEDを入力電源に戻す(昇降圧モード)ことができるので、入力電源電圧がLEDストリングの出力電圧の上下にまたがるアプリケーションに対応できます。
LT3003はリニアテクノロジーのLEDドライバLT1618、LT3474、LT3475、LT3476、LT3477、LTC3783を使用した設計に最適です。
■LT3003の特長
・3%のLED電流整合
・LEDストリング当たりの連続電流:最大350mA
・最大3000:1のTrue Color PWM(TM)調光範囲
・PWM入力によってLEDストリングを切断
・降圧モード、昇圧モード、昇降圧モードで動作可能
・広い入力電圧範囲:3V~40V
・過温度検知出力
・LT1618、LT3474、LT3475、LT3476、LT3477、LTC3783と共に使用
・熱特性が改善された10ピンMSOPパッケージ
以 上