ハードディスク新工場をシンガポールに竣工
垂直磁気記録方式による高容量化に対応 単一工場で世界最大の規模
昭和電工株式会社(社長:高橋 恭平)は、シンガポールに2005年12月より建設を進めてきたハードディスク新工場の操業を開始いたしました。
新工場は、千葉、シンガポール(既設)、台湾に続く、当社の第4のハードディスク製造拠点となります。既にクリーンルーム内に垂直磁気記録方式に対応した最初の製造設備を設置し、生産を開始しております。本格稼動は2007年初からの予定です。
今後お客様からのご要請に応じて段階的に新工場の能力増強を行い、当社グループ全体のハードディスク生産能力を月産1575万枚から2008年末には2400万枚へ引き上げる計画です。新工場の建屋、クリーンルーム並びに今後の能力増強を含む設備投資の総額は600億円の見込みです。
ハードディスクの需要は、既存のパソコン用途に加え、HDDレコーダー、ビデオカメラ、携帯音楽プレーヤーなどのコンシューマー・エレクトロニクス(CE)分野に急拡大しており、今後年率15%の高成長が期待されています。特に高容量化が求められているノートパソコンや小型CE分野向けに、当社は、垂直磁気記録方式のハードディスクをいち早く市場へ投入いたしましたが、今後新工場における最新ラインにおいても垂直磁気記録方式による高容量品の生産を行い、お客様のご要望にお応えしてまいります。
本日、新工場において竣工式を行い、リム・フンキャン貿易産業大臣他多数のご来賓の皆様にご出席いただきました。
以上
<新工場の概要>
・所在地 : シンガポール共和国 パイオニア・クレッセント地区
・従業員数 : 1,100名(既設工場分を含む)
・敷地面積 : 68,000m2
・生産品目 : アルミ・ガラス製ハードディスク