豊田通商、総合ペーパーリサイクル事業に参入
総合ペーパーリサイクル事業に本格参入
豊田通商株式会社(本社:名古屋市、取締役社長:清水 順三)は、古紙の集荷から販売までを取り扱う豊通ペーパーリソース株式会社(本社:東京都中央区、以下:TPR)を合弁で設立し、12月より営業を開始します。
当社の古紙集荷事業としては、既に2005年8月に中国・広州に設立した工場内総合リサイクル会社がありますが、国内古紙集荷ヤードの運営は今回が初となります。
古紙業界の事業環境は国内の古紙消費量が伸び悩む状況の中、中国を初めとするアジア各国向けの輸出量は年々拡大しています。国内の良質な古紙を効率的で安定的に仕入・調達できるスキームを構築することが機能強化の為に不可欠な状況となってきています。
そこで当社は2000年に策定した環境方針に基づき、循環型社会の実現に貢献すべく、従来の古紙輸出・国内販売のみならず、古紙集荷ヤードの運営をすることにより、円滑なリサイクルスキームの構築とさらなるバリューチェーンの拡大を目的に、TPRの設立に至りました。
事業形態に関しては、古紙輸出販売で業界トップシェアを持つ当社と既に集荷事業に関する実績・ノウハウを持つ株式会社グリーン(本社:千葉県松戸市、以下:グリーン)とが合弁形態をとることで、互恵関係を構築し、国内販売を含めた事業シナジーの拡大を目指します。
TPRとしての集荷拠点はグリーンの既存工場である松戸営業所と新設工場である花見川営業所の2箇所で営業を開始します。グローバルベースでの古紙利用促進を通じて環境保全への貢献を実現し、2007年度には売上高約7億円を目指します。