マツダ、クロスオーバーSUV「マツダCX-7」を発売
新型クロスオーバーSUV「マツダCX-7」を発売
- 美しいスポーツカースタイリングと力強い走行性能を高次元で両立 -
マツダ株式会社(以下マツダ)は、5人乗りの新型クロスオーバーSUV(スポーツユーティリティビークル)「マツダCX-7」を全国のマツダ系、マツダアンフィニ系、マツダオートザム系販売店を通じて本日から販売開始する。日本国内における月間販売台数は380台を計画している。
CX-7のコンセプトはスポーツカーとSUVの特徴を融合させた、「スポーツクロスオーバーSUV」である。スポーツカーらしい都会的で洗練されたスタイリング、2.3L直噴ターボエンジンおよび電子制御6速オートマチック変速機(アクティブマチック)による力強い走行性能を高次元で両立させている。さらに、お客様の視点に立った、安全性、利便性に優れた装備を積極的に採用。具体的には、横滑り防止装置(DSC)*1、駐車支援システム(サイドモニター/バックガイドモニター)、イモビライザーやバーグラアラーム(盗難防止装置)、30GBの容量を持つHDDナビゲーション、クルーズコントロールなどを全車に標準装備する。
機種は「CX-7」と「CX-7 Cruising package(クルージングパッケージ)」の2種類で、両機種ともエンジンは2.3L直噴ターボ、変速機は電子制御6速オートマチック(アクティブマチック)を採用、駆動系は2WD(FF)か4WDの選択になる。車両本体価格は、3,060,000円~3,660,000円(消費税込)。
●画像1:マツダCX-7「CX-7 Cruising package」
(※ 関連資料を参照してください。)
CX-7の開発担当主査である川崎俊介は以下のように語っている。「マツダの象徴である『スポーツカースピリット』を体現したCX-7は、従来のSUVとは一線を画したクロスオーバーSUVであり、まぎれもなく“Zoom-Zoom”なクルマです。美しく力強いスポーツカースタイリングとSUVの実用性を融合させ、これまでにないデザインと性能を実現した『見る、運転する、使う』楽しさを提供します。」
なお、同モデルは、今年5月後半から北米市場における販売を開始しており、「洗練されたスタイリング」、「優れた走行性能」などが好評を得ている。
*1 Dynamic Stability Control System(ダイナミックスタビリティコントロールシステム)
■「CX-7」の商品概要は以下の通り
1.「見る」楽しさ~洗練された感動的なデザイン
「アドバンスト・フロンティア(新ジャンルの開拓)」をデザインコンセプトとして、目にした瞬間に乗りたい、運転したいと感じさせる美しく、力強いスポーツカースタイリングを実現。
[ エクステリア ]
マツダのスポーツカーらしいスピード感やダイナミック感、そしてSUV特有の力強さを兼ね備えた存在感のあるデザインに仕上がっている。
・ 大きく傾斜させたフロントウインドウ、立体的な造形をもつ大きく張り出したフェンダーによる、個性的で洗練されたフロント外観。
・ 車両後部で跳ね上がるベルトラインや専用デザインの18インチアルミホイールが力強さを感じさせる一方で、リアへ向かって絞り込まれていく滑らかなルーフラインやステンレスで縁取ったサイドウインドウが格調高い印象を与えるサイド外観。
・ リアに向かってキャビンを三次元的に絞り込むことにより、ボディショルダー部とリアフェンダー部のボリュームを際立たせ、力強い安定感を与えるリア外観。
[ インテリア ]
ドライバーにはスポーツカー特有のコクピットに座った時の高揚感を、搭乗者にはゆったりとしたくつろぎを提供する室内空間としている。
・ メーターフードとしてのルーフと、インストルメントパネル全体を覆うルーフによるダブルルーフ構造、シリンダー形状の3眼メーター、ワイドで存在感のあるセンターパネル、丹念に造り込まれたスイッチ類など、いずれもスポーツカーのコクピットを感じさせるデザイン。
・ 包み込むように身体にフィットするフロントバケットシートはスポーツ感を高めると同時に、ゆったりとしたくつろぎ感も提供。
・ 上質感のある本革シート、ピアノブラック調ATシフトパネル、黒木目調センターコンソールパネルを「CX-7 Cruising package」に標準装備。
●画像3:スポーツカーのコクピットを感じさせるインテリア「CX-7 Cruising package」
[ ボディ/内装カラー ]
テーマカラーである「カッパーレッドマイカ」をはじめ、オーナーの好みに合わせて選べるように、ビビッドで元気な色から落ち着いた深みのある色まで表情豊かな9色をラインアップ。内装カラーは、スポーティな外観にマッチするブラック(シート材質はファブリックあるいはレザー)を用意している。
2.「運転する」楽しさ~抜群の走行性能
誰もがゆとりをもって運転できる快適さと楽しさを提供し、スポーティな走りのシーンでは、クラストップレベルのエキサイティングなドライビングを実現。
・ MZR 2.3L DISI*2ターボエンジンを搭載。CX-7専用にチューニングされており、回転域2,000rpmから4,500rpmまでほぼフラットに最大トルク(350N・m)を維持し、最高出力は175kW/5,000rpmを発生するなど、クラストップレベルの加速力を発揮。
・ スポーツカーらしい走りをより際立たせる6速オートマチック変速機(アクティブマチック)を全車に標準装備し、さらにCX-7のダイナミクス性能を強調する電子制御アクティブトルクコントロールカップリング4WDシステムも選択可能。
・ サスペンションは、定評のあるマクファーソンストラット式をフロントに、マルチリンク式をリアに採用。確かな安定性、正確で俊敏な操縦性を実現すると同時に、低速から高速まで滑らかにストロークすることにより、しなやかでフラットな乗り心地を提供。
*2 Direct Injection Spark Ignition(直噴)
3.「使う」楽しさ~都会生活をスマートに演出するパッケージと装備
運転のしやすさに加え、使い勝手の良い後部ラゲッジスペース、乗員の使いやすさにこだわった収納スペース、充実したユーティリティ装備など、長距離でも快適なドライブ空間を提供。
・ 様々な体格のドライバーに対応する260mmのロングシートスライドを運転席に採用。「CX-7 Cruising package」には前後スライド、前後リクライニング、シート座面前部および後部の上下調整がスイッチで簡単にできる「8Way電動パワーシート」および「運転席ランバーサポート」を標準装備することにより、運転しやすさをさらに向上。
・ 前後のゆとりを重視したラゲッジスペースは、後席を起こした状態でも455リットル(VDA方式)の容量。また、レバーの簡単な操作によりシートバックを倒すことが可能。
・ 実用的な収納機能を設計。例えば、前席カップホルダーの後方に設置された「ロック付き大型マルチパーパスフロアコンソール」は、クラストップレベルの容量をもち、2リットルのペットボトル3本やA4サイズのノートパソコンなどの収納が可能。
・ 音楽CDから約2,800曲(容量12GB)を収録できる機能を備えたマツダG‐BOOK ALPHA対応HDDナビゲーションを全車に標準装備。
・ 9つのスピーカーで構成される「Bose CenterpointRサラウンドサウンドシステム」は、BoseR社と共同開発したCX-7専用仕様(全車にメーカ-オプション設定)。
4.クラストップレベルの安全性
最先端の安全技術により、クラストップレベルの安全性を実現。
・ 大径ベンチレーテッドディスク、4W-ABS*3、EBD*4、DSC、TCS*5を全車に標準装備することにより、クラストップレベルのブレーキ性能を実現、抜群の安心感とコントロール性を提供。
・ 駐車支援システム(サイドモニター/バックガイドモニター)を全車に標準装備し、狭い場所での周囲の安全確認を容易にし、また駐車時などの運転操作をサポート。
・ 衝突時の衝撃エネルギーを車両全体に分散させながら吸収することにより、キャビンの変形を抑える、マツダ独自の高剛性・安全ボディ「MAGMA」*6を採用。
・ 従来のクルーズコントロールをベースに、ミリ波レーダーセンサーによる先行車両との車間距離制御機能を付加した「マツダレーダークルーズコントロールシステム」と「マツダプリクラッシュセーフティシステム」を「CX-7 Cruising package」に標準装備。
・ 盗難防止に優れた効果を発揮するイモビライザーとバーグラアラームを全車に標準装備。
*3 4-Wheel Anti-lock Brake System(4輪アンチロックブレーキシステム)
*4 Electronic Brake force Distribution system(電子制御制動力配分システム)
*5 Traction Control System(トラクションコントロールシステム)
*6 Mazda Geometric Motion Absorption(マツダの全方向衝撃吸収構造ボディ)
5.環境保全のための積極的な取り組み
開発段階から環境にやさしいクルマづくりを追求した。
・ リサイクル性に優れたポリプロピレン(PP)の適用の拡大や、ISOに準じた材料表示、複合素材の分離解体のしやすさなどを向上させ、リサイクル可能率90%以上を達成するとともに、鉛、水銀、カドミウム、六価クロムなどの環境負荷物質などの使用削減に向けて積極的に取り組んでいる。
・ 塗装工程における揮発性有機化合物(VOC*7)の発生を抑制。
・ 全車が平成17年基準排出ガス50%低減レベル(U-LEV)に適合。
*7 Volatile Organic Compounds
なお、CX-7に関する情報は、マツダのオフィシャルwebサイトでも確認できる。(12月19日14:00掲載開始予定) http://www.cx-7.mazda.co.jp/
■車両本体の全国希望小売価格は以下の通り。
(※ 関連資料を参照してください。)
■主要諸元
(※ 関連資料を参照してください。)