IDC Japan、2006年第3四半期の国内PCモニター市場実績・予測を発表
2006年第3四半期国内PCモニター市場実績と予測を発表
・2006年第3四半期における国内LCDモニターの出荷台数は、前年比2.6%減の166万8,580台。
デスクトップPCの不振で厳しさ続く
・前年同期比では、19インチが22.6%増(構成比22.5%)、20インチは約3倍(構成比7.6%)、21インチ以上は約5倍(構成比3.5%)と、大型化が進む
・ビジュアルニーズに応えるコンシューマー向けモニターが成長の鍵
IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、2006年第3四半期の国内PCモニター市場に関する調査結果を発表しました。これによると、2006年第3四半期の国内のPCモニター出荷台数は約167万台で、その99%以上をLCDモニターが占めました。第3四半期のLCDモニター出荷台数の前年同期比はマイナス2.6%となり、デスクトップPCの低調により、引き続き厳しい状況が続いています。
サイズ別にみると、19インチLCDモニターが前年同期比22.6%増の375,340台で出荷構成比は22.5%にまで達しました。構成比では、17インチが依然50%を超えてはいますが、前年同期比では、20インチが約3倍(構成比7.6%)、21インチ以上が約5倍(構成比3.5%)と大型化が着実に進み、モニターに対するニーズと期待感は高まっているといえます。
LCDモニターのうち、IDCで定義するブランドマーケット(注)における2006年第3四半期のベンダーシェア(出荷台数ベース)は、トップの三菱電機が19.6%で、2位のアイ・オー・データ機器が18.9%となりました。その一方で、バッファロー、ナナオ(Eizo)、サムスンが今期も好調さを持続し、シェアを伸ばしました。
IDC Japan リサーチマネージャーの飛沢 省二は「今期のPCモニター市場はデスクトップPC不調の影響が大きかったが、17インチから19インチへの交代とそれに続く20インチや24インチなどの大型化が引き続き期待でき、ビジュアルニーズに応えるコンシューマー市場が鍵を握る」と分析しています。
今回の発表はIDCが発行したレポート「国内PCモニター市場 2006年第3四半期の分析と2006年~2010年の予測」(J6210304)にその詳細が報告されています。本レポートでは、国内PCモニターの2005年第2四半期~2006年第3四半期の出荷台数、販売金額をサイズ別、チャネル別などの視点で分析するとともに、ベンダー別シェアの算出も行っています。また、2010年までの市場予測を行い、将来動向について考察しています。
(注)IDCでは、PCモニター市場をマーケット別に大きくOEMマーケットとブランドマーケットの2つに分類しており、このうち主要PCベンダーが出荷するデスクトップPCとともにPCベンダーのブランド(ロゴ)によって出荷されるモニターをOEMマーケット、それ以外のモニター(主としてスタンドアローンモニター)をブランドマーケットと定義している。
(※レポートの詳細については IDC Japan へお問合せ下さい。)
【レポート概要】
国内PCモニター市場 2006年第3四半期の分析と2006年~2010年の予測
http://www.idcjapan.co.jp/Report/pcMonitor/j6210304.html
<参考資料> (*関連資料参照)
図1. LCDモニターのサイズ別出荷台数比較 2005年第3四半期、2006年第3四半期
図2. 国内LCDモニターブランドマーケットベンダー出荷台数シェア、2006年第3四半期
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