日立ソフト、集中型Javaコード診断ツールを機能拡大し発売
日立ソフトの集中型Javaコード診断ツール
「anyWarp CodeDirector」を大幅機能拡大
~指摘件数の集計やJava統合開発環境「Eclipse」に対応~
日立ソフト(本社:東京都品川区、代表執行役執行役社長:小野功)は、Java開発におけるコーディングルール違反をプロジェクト全体で組織的にチェックできる集中型Javaコード診断ツールを機能拡大した「anyWarp CodeDirector(エニーワープ・コードディレクター)V4.1」を2007年1月4日より発売致します。本商品では、品質管理情報を集計する機能を大幅に拡張しソフトウェア品質管理を低コストで実現します。
「anyWarp CodeDirectorV4.1」では、ルール別・担当別・業務別に指摘件数を集計・表示する機能を大幅に強化しています。これにより、プロジェクトマネージャや開発リーダ、品質保証部門の担当者が行なうプログラムの品質管理が容易になります。また、Java開発用IDE(Integrated Development Environment:統合開発環境)として多数のプロジェクトで利用されているオープンソースである「Eclipse」に連携する機能を用意しました。プログラム開発者は、自分の開発環境上でコード診断を実行することで、スピーディな品質向上が可能になります。
日立ソフトでは、「anyWarp CodeDirector」をソフトウェア開発ソリューションの一つとして位置づけ、年間500ユーザライセンスを目標に、積極的に拡販していきます。
大規模ソフトウェアの品質、保守性、生産性を維持するためには、プロジェクトで定めた標準化規約(ルール)に従った実装(コーディング)を行い、均質で可読性の高いソースプログラムを開発することが必要となります。プログラマ固有の癖やムラをなくし、ソースコードの均質性を高めるためには、ルールの逸脱を担当者に早期にフィードバックし、工程中も繰り返しインスペクションを行うことが有効です。しかし、通常コード診断は人手によるレビューによって行われるため、レビュアーや担当者を長時間拘束することになり、常に時間に追われる開発部隊では充分な時間を割くことが困難な状況でした。
このような状況を打破するために、「anyWarp CodeDirector」は、各担当者に手間をかけることなく、自動的にソースコード全体を診断し、コーディング規約違反を摘出する仕組みを提供しております。また、開発部隊で繰り返し使っていただけるように、日立ソフトが手がけた数多くの開発プロジェクトでの経験に基づき、診断の準備、診断、結果の確認を省力化するための工夫を加えています。
「anyWarp CodeDirector」は、構成管理ツールと連携して自動でソースコードを取り出しチェックを実施します。チェックのタイミングはスケジューリングが可能で、例えば朝10時など、定期的に繰り返しチェックすることができます。またチェック結果レポートはWebで公開され、規約違反の状況、推移、集中箇所などを複数のサブリーダで共有、比較することができます。これらにより、プロジェクトマネージャは開発担当者に負担をかけずに、品質改善状況と推移を日々客観的に管理することができます。同時に開発担当者も自分の成績を客観的に知る事ができ、他者との比較もできることから、モチベーションの向上を期待することも可能です。
※以下、詳細は添付資料を参照