ネクストコムと三井情報開発、来年4月1日付け合併で契約書を締結
合併に関するお知らせ
ネクストコム株式会社(以下「ネクストコム」)と三井情報開発株式会社(以下「三井情報開発」)は、平成19年4月1日を効力発生日とする両社の合併(以下「本合併」)について、このたび最終合意し、本日の両社取締役会にてそれぞれ決議のうえ、合併契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。
記
1. 合併の背景及び目的
ITサービス業界においては、SI(システムインテグレーション)とNI(ネットワークインテグレーション)の垣根が低くなり、顧客ニーズはインフラとアプリケーションの領域を相互に超えてますます多様化する傾向にあります。また、コンサルティングから構築、保守・運用までを一貫して受託できる体制へのニーズが高まっており、案件の大型化・複雑化が一層進んでおります。ITサービス企業には、より広範なサービス領域と高度なサービスレベル、規模の拡充がますます強く求められるようになっています。
このような環境下、多様化・複雑化する市場ニーズに応え、企業を支え、システムの導入(コンサルティング及び設計、構築)から保守・運用にわたりシームレスなサービスの提供を実現するために、今般両社は対等の精神のもと合併契約の締結に至りました。ネクストコムのネットワーク技術力と営業力、三井情報開発の安定した顧客基盤、システム構築力と運用・サービス力を結集し、長期安定収益基盤の上に立ったSI&NIコラボレーションを展開し、拡大する市場を積極的に取り込んで高い成長を達成する企業へと進化します。
本合併は両社の経営基盤とサービスラインアップの飛躍的な拡充をもたらし、両社株主の皆様にメリットをもたらすものと確信しております。
両社の臨時株主総会において承認が得られた場合には、新会社の商号を「三井情報株式会社」、存続会社をネクストコムとして、平成19年4月1日を効力発生日として両社は合併、三井情報開発は上場廃止し解散致します。
新会社は引き続き三井物産株式会社の連結子会社として同社を始めとする三井グループのみならず両社の大手顧客を始めとしたお客様へのサービスをより一層充実させていく所存です。
2.合併の狙い
(1)企業規模の拡大による経営基盤の安定化
企業規模の拡大により経営基盤を安定させ、お客様企業がICT(インフォメーション&コミュニケーションテクノロジー)関連業務のフルアウトソーシングを長期的に委託出来る企業としての地位を確立してまいります。
(2)シームレスなサービスの提供による事業機会の増大
ネクストコムが持つネットワーク技術力・営業力と、三井情報開発が持つシステム構築力と運用・サービス力を組み合わせ、コンサルティングから設計、構築、保守・運用までをシームレスに結びトータルなサービスの提供を目指してまいります。また、各社の事業領域であるデータ&コミュニケーション・ネットワーク領域とシステムインテグレーション領域を統合することで、インフラとアプリケーションの両面におけるサービスの提供をより拡充してまいります。
(3)業種・業務知見と顧客サービスの高度化
商社、不動産、金融、製造、通信など両社の顧客基盤を中心に、各社が持つ業種・業務知見を共有し、相互蓄積することで、顧客との接点を多面的に拡大するとともに、より高度なサービスを展開してまいります。
(4)顧客基盤拡大によるビジネス機会の増大
両社の既存事業における互いの顧客基盤に対し、各々のソリューションやサービスを展開することで、ビジネス機会の増大を図ります。
(5)経営効率の向上
リソースの最適配置・間接部門の統合及びプロジェクト管理の高度化・内部統制の徹底を通じて経営効率の向上を実現します。
(6)攻めの経営に向けた収益構造の多様化
長期安定収益をもたらすサービス型ビジネスの拡充と共に、新規プロダクト、ソリューションへの積極的な取り組みを通じて、安定成長の基盤に立った成長へのチャレンジを続けます。
※以下、詳細は添付資料を参照