MCJ、アロシステムの株式取得及び完全子会社化の基本合意書を締結
アロシステム株式会社の株式取得及び簡易株式交換による
完全子会社化に関する基本合意書締結のお知らせ
株式会社MCJ(以下「当社」)とアロシステム株式会社(代表取締役:大野三規、本社:大阪府大阪市、以下「アロシステム」)は、平成18年12月21日開催のそれぞれの取締役会において、当社によるアロシステムの株式取得、及び当社を完全親会社、アロシステムを完全子会社とする簡易株式交換(以下、株式取得とあわせて「本件統合」)に関する基本合意書を締結することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.本件統合の目的
当社は、創業以来、BTO(Build To Order:受注生産)システムを用いたホワイトボックスPC(ブランディングよりも価格面・機能面にフォーカスしたオリジナルブランドPC)の製造・販売によって事業を拡大してまいりました。2006年12 月現在においては、PCを起点としたあらゆるサービスを網羅的に提供する「MCJグループ」を形成するに至っておりますが、依然PCハードウェア本体の製造・販売をグループ内の中核事業と位置付けており、製品の品質向上、低価格化、サポート体制の強化、そして市場におけるシェア向上が恒久的な課題となっております。
一方、アロシステムは、「パソコン工房」ブランドで、PCハードウェア本体の製造・販売、及びPCパーツの小売事業を全国的に展開する、オリジナルブランドPC界の雄であり、1990年の創業以来着実な成長を遂げてまいりました。2006年12月現在においては、関西地区を中心に全国89店舗の販売店・小売店を運営しており、「Faith Internet Shop」や「TWO TOP」等、業界屈指のパーツショップを同時に展開しております。
昨今の日本国内におけるパソコン市場におきましては、付加機能や付属ソフトがあらかじめ豊富に搭載された、いわゆる「ナショナルブランドPC」が依然として支持される傾向にあるものの、1世帯あたりのPC普及率が飛躍的に向上し、セカンドマシン、サードマシン需要の高まりとともにユーザーニーズは多様化する傾向にあり、必要な機能・ソフトを自由に選択できるホワイトボックスPCへの注目度は徐々に高まりつつあります。
当社及びアロシステムは、平成17年8月以降、資本・業務提携を進め、共同購買・共同生産機構として「PC・JAPAN」(LLP)を立ち上げる等、国内ホワイトボックスPCのシェア向上に向けて協力体制を築いてまいりましたが、これまでの成果をふまえ、さらなる部材コストや物流コストの低減、製品品質の向上、そして大手外資系メーカーの価格攻勢に耐えうる強固な企業体質の構築のためには、PC事業の包括的な統合を行うことが両社にとって最良の選択であると判断し、本件統合に向けた基本合意書を締結するに至りました。
本件統合の実現により、相互の経営資源を最大限に活用することができ、ノウハウの融合による競争力強化、既存店舗を利用した全国的なサポート展開、PC・JAPAN構想の推進によるPC及びPC周辺事業会社の新規参入等、様々な効果が期待され、MCJグループがPC業界における確固たるポジションを獲得するためのさらなる飛躍ができるものと考えております。
2.本件統合の要旨
(1)株式取得の日程
平成18年12月21日
基本合意書承認取締役会及び基本合意書締結(両社)
平成18年1月下旬(予定)
株式取得承認取締役会決議(当社)
平成18年1月下旬(予定)
株式取得完了日
(2)株式交換の日程
平成18年12月21日
基本合意書承認取締役会及び基本合意書締結(両社)
平成19年1月下旬(予定)
株式交換契約書承認取締役会及び株式交換契約書締結(両社)
平成19年3月上旬(予定)
株式交換契約書承認臨時株主総会(アロシステム)
平成19年5月上旬(予定)
株式交換効力発生日
平成19年7月上旬(予定)
株券交付日
※本株式交換は、会社法第796条第3項(簡易株式交換)の規定に基づき、当社においては株式交換契約書に関する株主総会の承認を得ることなく行うものであります。
3.本件統合当事会社の概要(平成18年11月30日現在)
※ 関連資料 参照
4.直近3決算期の業績
※ 関連資料 参照
5.本件統合後の状況
現在のところ、各当事会社の商号、事業内容、本店所在地等に関しては、本件統合完了後も変更の予定はございません。
6.今後の予定
本プレスリリース発表後、当社及びアロシステムはそれぞれ相手方のデューデリジェンスを行い、本件統合の準備及び株式交換比率の算定作業を開始いたします。なお、連結業績への影響等を含め、本件統合にかかる詳細項目につきましては、平成19年1月下旬(予定)の株式交換契約書締結時にお知らせいたします。また、本件統合の計画に大幅な変更が生じた場合には、速やかに開示させていただきます。
以上