大和証券グループ、米EMPG社とアジア地域を対象とする合弁投資会社設立で合意
アジア地域を対象とする合弁投資会社の設立について
当社は、米国のプライベート・エクイティ会社EMP Global L.L.C.(以下、EMPG)と、アジア地域を投資対象とする合弁投資会社の設立を検討してまいりましたが、この度、両社は合弁契約について合意いたしました。
当社は、本合弁投資会社の設立により、EMPGの持つ新興市場におけるプライベート・エクイティ投資業務のノウハウ及びネットワークを十分に活用し、海外プライベート・エクイティ事業への足がかりとすることを目的としています。
大和証券グループは、本合弁事業をアジア戦略の一環と位置付け、大和証券グループの業務とのシナジーを図ることにより、成長市場であるアジア市場における事業を一層拡大してまいります。
<合弁投資会社の概要>
名称: 【英語】EMP-Daiwa Capital Asia Limited
【日本語】イー・エム・ピー・ダイワ・キャピタル・アジア・リミテッド
資本金: 5,000万米ドル (邦貨換算約58億円)
出資金額: 普通株式 大和証券グループ 998万ドル(49.9%)
EMPGグループ 1,002万ドル(50.1%)
優先株式 大和証券グループ 3,000万ドル
所在地: ケイマン諸島(但し、本社機能は香港)
主な業務: (1)アジア地域におけるプライベート・エクイティ投資
(2)アジア地域に投資するプライベート・エクイティファンドの運用
設立時期: 平成19年1月
<EMP Global L.L.C.の概要>
名称: イー・エム・ピー グローバル エル・エル・シー
設立: 1992年
本社: ワシントンDC、米国
代表者: 会長兼マネージングパートナー モイーン・ケリシ (Moeen Qureshi)
マネージングパートナー ドナルド・ロス (Donald C.Roth)
HP: http://www.empglobal.com/index.xml
<EMPGの特徴>
EMPGは、世界銀行の幹部であったモイーン・ケリシ氏とドナルド・ロス氏の両氏により設立され、アジア、中南米、東欧、アフリカ及び中東という新興市場を対象としたプライベート・エクイティ業務を主軸に運営されております。
また、同社は2006年に香港に拠点を構えるPAMAグループと合併し、アジア地域での業務拡大を図っております。
同社は、新興市場における強固なネットワークを基に、10本のファンド、コミットメント金額約70億米ドルを運用し、アジア地域には、総額41億ドル、140件以上の投資を実行しております。
以 上