新日鉄エンジニアリング、静岡市仮称新西ヶ谷清掃工場建設工事を受注
静岡市仮称新西ヶ谷清掃工場建設工事の受注について
新日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長羽矢惇)中部支社(支社長:小河義彦)は、静岡市(小嶋善吉市長)より一般廃棄物向けのシャフト炉式ガス化溶融施設を受注いたしました。本件の受注で当社の「シャフト炉式ガス化溶融炉」の国内受注実績は合計29件、政令指定都市向けとしては北九州市、名古屋市に続き3件目となりました。本件施設のごみ処理量は250トン/日が2炉(合計500トン/日)と、国内最大級の設備規模となります。
本工事は、静岡市の3清掃工場のうち、西ヶ谷工場と清水工場の老朽化に伴う西ヶ谷工場の再整備工事で、静岡市で初めて一般競争入札による総合評価落札方式が採用されました。「総合評価落札方式」は、従来の価格のみによる自動落札方式とは異なり、「価格」と「価格以外の要素」(初期性能の維持、施工時の安全性や環境への影響等)を総合的に評価する落札方式であり、公共工事の品質確保や社会資本整備の効率化に寄与する方式として今後の普及が期待されております。本件では当社の溶融処理プロセスのシンプルさや高い設備信頼性に加え、当社の既納入施設での長年にわたる安定した操業実績が高く評価されたものと思われます。
< 工事概要>
1)工事名称: 仮称新西ヶ谷清掃工場建設工事
2)発注者: 静岡市
3)受注日: 平成18年12月14日
4)竣工予定日: 平成22年3月31日
5)受注金額: 174億3千万円
< 設備概要>
1)処理方式: シャフト炉式ガス化溶融炉
2)施設規模: 500トン/日(250トン/日×2炉)
3)処理対象: 可燃ごみ、破砕可燃物
4)余熱利用:
・発電(14,000kW、余剰分は電力会社に売却)
・温水利用(屋内プール等の周辺施設に供給)