NTTコム、Web型映像コミュニケーションソリューションを海外展開
高品質Web型ビジュアルコミュニケーションソリューション(Warp Vision)の海外展開について
NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、高品質なWeb会議システム「Web型ビジュアルコミュニケーションソリューション」を、アジア各国ならびに欧米諸国16ヶ国において、平成18年12月25日より提供開始します。本件は、NTTレゾナント株式会社(以下、NTTレゾナント)が開発した「Warp Vision(以下、ワープビジョン)」を活用し、企業向けのトータルソリューションとしてNTT Comが提供します。
1.高品質「Web型ビジュアルコミュニケーションソリューション」のグローバル展開背景
昨今海外諸国に進出する企業の間では、国をまたぐ拠点間で映像を利用したコミュニケーションニーズが増加しています。例えば、中国へ進出する製造業などでは、販売店と技術支援センター間で故障した製品・部品などの映像を見ながら技術者が販売店に対応策を指示したり、工場と品質管理センター間で製品の不良品検査や製造上の対応策などを指示する、という利用形態が広がっています。こうした用途においては、高い解像度や自然な動画を再現するなど映像品質面での要求が高く、NTTレゾナントが開発したWebを利用した高品質映像コミュニケーション「ワープビジョン」を活用・国際展開し、グローバルな高品質映像ニーズに対応していきます。
2.ソリューションの概要
(1)機能概要
高品質「Web型ビジュアルコミュニケーションソリューション」は、ArcstarグローバルIP-VPN、専用線などのネットワークを介し、グローバル間で「ワープビジョン」を提供します。テレビに近い品質*1でPC上の動画、ファイル共有などが可能となり、微妙な表情の伝達や製品・部品などの細部を表示するなど、リアルタイムでなめらかな映像*2を実現します。従来の専用機型の映像ソリューションと比較すると、PC上で動作するWeb型のソリューションは、高画質を維持しつつ安価に提供が可能となります。
(2)提供国
中国、香港、台湾、韓国、ベトナム、タイ、シンガポール、マレーシア、オーストラリア、インド、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、ベルギーの16ヶ国地域。
(3)提供開始日
2006年12月25日
(4)参考料金
初期費:500万円、 月額利用料:3万円/ID
(*)参考料金は、サーバー機導入「ワープビジョン」20ID導入・保守・運用費ならびにヘルプデスクサポートを含みます。なお、回線費用は含まれておりません。
3.今後の展開
今後、「Web型ビジュアルコミュニケーションソリューション」は、操作画面などの英語化を図り、操作性を向上させると同時に、512kbps以上のIP-VPNや専用線を利用するような広帯域ネットワークが提供されていない海外諸国においても、画像品質を低下させないように音声品質を絞り込むなどの柔軟な設定を可能とする機能を拡充する予定です。
また、今後はより経済的な「Web型ビジュアルコミュニケーションソリューション」も提供予定です。
別紙 NTT Com「ビジュアルコミュニケーションソリューション」ラインアップ
*添付資料をご参照ください。
*1:VGA(Video Graphics Array、解像度640x480ピクセル)で表示できます。なお映像品質は利用国でのアクセス回線状況に依拠します。
*2:MPEG2を2~8Mbps帯域、最大30fps(frame per second)で表示できます。なお映像品質は利用国でのアクセス回線状況に依拠します。