横浜ゴム、スポーツ系ランフラットタイヤ「ADVAN Sport Z・P・S」を発売
「ADVAN Sport Z・P・S」新発売
スポーツ系ランフラットタイヤ
横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、独自に開発したサイド補強型ランフラットタイヤ「Z・P・S(Zero Pressure System)」の新商品として、スポーツ系の「ADVAN Sport Z・P・S(アドバン・スポーツ・ゼット・ピー・エス)」を2007年3月より順次発売する。発売サイズは195/55RF16 87V~255/35RF18 90Yの全10サイズで同商品にはメーカー希望小売価格を設定する。日本国内で販売するランフラットタイヤとしては、2004年6月に発売した「DNA dB EURO Z・P・S E550R」、スタッドレスタイプの「iceGUARD Z・P・S」に続き3商品目となる。なお、海外市場でもアメリカ、欧州などを中心に順次発売していく予定。
「ADVAN Sport Z・P・S」は、世界有数のカーメーカーとの共同開発を経て開発したスポーツ系フラッグシップタイヤ「ADVAN Sport」をベースに、空気が抜けた状態(ゼロプレッシャー状態)でもタイヤが車両を支えられるようタイヤのサイドウォール(タイヤ側面)を強化したランフラットタイヤ。新開発の低発熱サイド補強材「パワーアーチ」を採用し、さらに専用のプロファイル設計、構造設計を施した結果、「ADVAN Sport」の特徴である超高速域での運動性能、ウェット性能や静粛性、快適性の高次元でのバランスを実現している。
ランフラットタイヤは、パンクなどで空気が抜けた状態でも一定速度で、一定距離を走行できるタイヤ。パンク時の走行安全性の向上、スペアタイヤ不要による車両の軽量化や省資源化のほか、燃費の向上、車両ユーティリティー向上などのメリットがある。一方でランフラットタイヤはパンクしても気づきにくいため、空気漏れを感知する空気圧警報装置との組み合わせが必須となる。このため、「ADVAN Sport Z・P・S」は標準でランフラットタイヤを装着している車両(タイヤ空気圧警報装置を設置済み)の補修用として販売する。
横浜ゴムは「ADVAN」を当社のグローバル・コンセプトを象徴するフラッグシップ・ブランドとして2004年から世界中で積極展開している。「ADVAN」はそのハイパフォーマンス性やハイクオリティー性が認められ、世界有数の高性能車に新車装着されているほか、モータースポーツ分野でも「FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)」のコントロールタイヤに認定されている。