ナブテスコ、ボーイング747型最新モデルの飛行制御システムを受注
ボーイング747最新モデル「B747-8型機」向け飛行制御システムを受注
ナブテスコ株式会社(本社:東京港区、社長:松本 和幸)は、B747型最新モデル「B747-8」向けの飛行制御システム重要構成製品であるアクチュエーション・システムをボーイング社(米国)より受注いたしました。
当社が受注したシステム製品は、主翼に搭載される最新技術を採用したフライ・バイ・ワイヤー方式アクチュエーターで構成され、飛行制御用可動翼のエルロン、スポイラーを駆動するものです。これらの装備品は、機体のロール方向の姿勢をコントロール(機体の前後軸まわりの運動をコントロール)する重要な役割を果たします。当社は、開発を経て2008年度には量産製品の納入を開始する予定です。
【 B747-8型機について 】
B747-8型機は、現在のB747-400型機(ジャンボ機)を約5メートル延長し、新型エンジンを搭載するボーイング社最大の航空機です。旅客型と貨物型の2機種で構成されています。また、同機は、ジェネラル・エレクトリック社製GEnxエンジンを採用することにより、現行のB747-400型機より30%の騒音低減を実現し、また燃費消費率を向上します。
旅客型であるB747-8インターコンチネンタルは、B747-400型機と比較すると、51席増席し、貨物搭載量を28%増量すると共に、燃料消費を16%向上し、シートマイル*1を10%低減します。
一方、貨物型のB747-8フレイターは、B747-400型機と比較すると、貨物積載スペースを16%増大すると共に、燃料消費を16%向上し、トンマイル*2を14%低減します。
なお、B747-8初号機は2009年にカーゴルックス社(ルクセンブルク大手貨物航空会社)に納入される予定です。
(注)*1 シートマイル:1座席あたりの経済性
*2 トンマイル:1トンあたりの経済性
【 ご参考 】
B747-8型機
(※ 関連資料を参照してください。)